ヒメボタルはいた

ヒメボタル2017-2gs
ヒメボタル舞う

今年はヒメボタルを見ないと書いたけれども,ゲンジボタルがいよいよ終わったという時期になって少し出ていることが気になった。
ある夜少しだけ出ている周辺を歩き回ってみた。そして見付けた。場所を変えて彼らはしぶとく生き続けていた。よかった。よかった。
いつもの年であれば,ゲンジボタルの前にヒメボタルのピークが訪れていた。しかし,今年はゲンジボタルの後にヒメボタルのピークが来たのだ。

7日目のホタル 207s
ヒメボタル

かなり小さい。マクロレンズの等倍でもピントを合わせるのが大変だ。


しかし,見つけてよかった。いなくなったのかと心配した。
今回見付けた場所は,決して楽な環境じゃない。厳しい環境でも彼らは生き続けて来たのだ。



にほんブログ村 写真ブログ ネイチャーフォトへ

開かれていく羽

ホタル卵探し 026-2s
トンボの羽化

開かれていく羽


差し込んできた光の祝福を受けて
一枚の羽が開かれていく
羽化開始から
羽が伸びきるまで
7分

ゆっくりとしてはいられない



にほんブログ村 写真ブログ ネイチャーフォトへ

2017今年のホタルについて

2017-0627-2s.jpg
今年のピークは6/27(下流部)

今年はいろいろとホタルについて考えさせられることが多いホタルシーズンでした。
まず上流部と下流部のピークが大きくずれていたことです。上流部と下流部は距離にして400m程度です。どうやら途中強い光がある街灯が3か所あって,直接道路を照らしている部分をホタルは嫌がり,Uターンしていく光景をかなり見ました。こうしたホタルの生息領域の分断化が進んでいるのではないかと思わされました。従って,その分断化がやがてピークの差になって現われ出ることになったのではないかと想像してみました。

次に昨年の8月30日の台風10号(大船渡上陸)でかなりの被害があって,土砂流入がひどく護岸も崩れてしまっていました。鱒淵でホタルを見始めてから10年ほどになりますが,これ程の変化は今年初めてだったでしょう。

北天-2gs
北天の星とホタル

次に街灯の問題です。街灯の強い光が直接生息域に差し込んでいる状態はやめてほしいと思いました。まず上流の会館前の駐車場の街灯,次にホタル本部テントが立つ集会所駐車場の街灯,次に華足寺に向かう道路の橋の街灯が3か所です。街灯をなくせというのではありません。生息域側に光を遮断する板をつけてほしいのです。必要なところに光が届くようにすれば状況はかなり改善されると思います。

3つ目にやはりホタルバイパスの川側への遮光性の課題です。黒羅紗で遮光してありますが会館前で切れます。この部分の遮光性を高めることはホタルにとってよい環境にするために必要と思われます。黒羅紗で遮光してあるカーテンが切れたあたりから,会館駐車場までの草刈りをしないか,一回のみにすることで繁みができてかなり遮光性がよくなると思います。

ホタル土曜 451-2s
交尾に入る

ちょっとマクロ撮影のためカメラの記憶ランプが点灯すると,どうしたわけが交尾を急ぐ傾向が確かめられました。また交尾していないメスを守ろうとする行為とも受け取られました。

また今年のホタルを振り返ると,ヒメボタルが極端に少なくなったことです。これも心配です。陸生のヒメボタルの環境をもう一度考えたいと思いました。

しかし,個人的に収穫も随分ありました。
まず,環境がよい形で保存され続けていること。ホタルの生態が少しずつ分かってきたこと。水生生物がまだ豊かに残っていることなどは素晴らしい環境にしている地元の方々のご苦労もあると思います。ホタルモドキも昼の時間の観察で確かめることもできました。個体の写真もかなり撮りました。ただ飛び立つ際の連続写真を撮れなかったことは来年の課題となりました。また卵の発見は最も大きな課題です。メスを捕まえて卵を産ませたらと言われましたが,やはり自然の状態で見付けたいです。何よりも卵からのスタートです。



にほんブログ村 写真ブログ ネイチャーフォトへ

夜明けのホタル-田村麻呂伝説企画展始まる-

夜明けのホタル 069-2gs
金星とスバルが並んで昇る

ホタルに浸りきって,もう半月が過ぎた。
まだホタルについて確かめたいことがたくさんあります。
本では読んでいても,現場で確かめると納得できます。そして実は自分でも当たり前のことが分かっていなかったりします。例えばホタルって一晩中飛んでいるのかとか・・・。
答えは一晩中飛んでいるんです。一匹のホタルではなく入れ替わり立ち替わりしながら夜明けまで飛んでいます。ホタルが活発に活動するのはもちろん薄暮終了後8時辺りから9時半過ぎまでです。しかし夜中にもう一度ピークが真夜中の2時頃にあるといいます。そこで昨晩行ってみました。正直はっきりピークだと言えるようなピークは認められませんでした。少しずつ自分の中でホタルのことが分かっていく喜びを感じることができます。

夜明けのホタル 062-2gs
明け方傾いた天の川が顔を出した

さてホタルの卵探しですが,やはり自力では無理なのかもしれません。
「メスをつかまえて,産ませたら」とも聞きました。しかし自然に産んだ卵をみつけたいのです。


夜明けのホタル-2s
午前2時からの20分間のホタル
数は少ないですが途切れなく飛んだり,明滅を繰り返しています。


さて登米市歴史博物館で今日から始まった企画展「坂上田村麻呂伝説-東北に息づく田村ガタリ-」に行きました。
正直言って嬉しかったです。私自身,このプログで坂上田村麻呂のことを数回書いてきました。そしたらこの企画展の始まりです。このオリジナル展の着眼点のよさを担当学芸員さんに伝えてきました。これからもこのような地域に根ざしながら広く東北を見据えたオリジナル展を期待したいです。

tamuramaro-s.jpg
この企画展は大嶽山興福寺の秘仏開帳の年に当たっていることも考えての展覧会なのでした。

東北の田村麻呂伝説はいわば東北の歴史の台風の目に当たる部分に目を向けることになる重要さが感じられます。



にほんブログ村 写真ブログ ネイチャーフォトへ
にほんブログ村

蛍を見に行こう

奥のホタル3-2-2gs
ホタルを見に行こう


毎年行っている場所のホタルが終わったと思ったら,上流部は今がいいよというお話。
そこで行ってみました。
上流部は,昔からのホタルの鑑賞地で,ホタルに影響がないようにと道路も付け替えられた場所です。いつも静かな場所でホタルを見ている私には子どもの歓声や家族連れの声や「なんだ。なんかいるぞ」と懐中電灯を当てられたりしましたが,こんな人まみれのホタル鑑賞が本来なのだなと思いました。
とにかくもあきらめかけていたホタルがまた見られてよかったです。



にほんブログ村 写真ブログ ネイチャーフォトへにほんブログ村 写真ブログへ