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田んぼの見回り

栗駒田んぼの見回り-2gs
2016年

田植えが終わり,田の水面が美しく輝いている。
田毎の月を愛でる人はいるが,田んぼの水の見回りの風景も格別である。
美しく並んだ稲の苗が夜の星空を見上げている。

棚田-2gs
2014年

田に続く水路には勢いよく水が噴き出している
夜通し太く流れる水の音が聞こえている
いよいよ田は鏡のようにすべらかになり,星を映すようになる




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栗駒山―天翔る馬―

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先日栗駒山がよく見えた

梅雨入りしてもいい頃と感じた先週に珍しく栗駒山がはっきりと見えた
しばらく見ない間に雪形の馬がやせ細っていた
5月28日の駅長おすすめの旅の折,
「どこに馬の雪形があるのですか」と栗駒山が見える度に聞かれた。

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馬の形が分かりますか

もう少しで見えそうだったが,雲で見えなかったものだから
残念で気に掛けていた
今日はその何回も尋ねられた方にお答えしたい
どうぞ

DSC_4444-7tr-sライン入り
馬の形をイメージできますか

今度10月のマガン達が来ている時にまた案内します
ごめんなさい

さてその栗駒の世界谷地ニッコウキスゲ焼石岳のハクサンイチゲ,そしてホタルと忙しい六月。
今年はあまり行けそうもありません。


新・遠野物語―ダブル ファンタジー―

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新・遠野物語―ダブル ファンタジー―

この山の頂に神社がある
この地点にいて,日の出の太陽の位置や方位,太陽の昇る角度は山の稜線と一致している。そして水を湛えた湖面に写るもう一つの太陽。自分の写真人生でこれほどの驚異の発見はなかった。

山全体が,山自体がご神体だということがよく分かる。
昔の人はことごとく自然を深く読み込んでいた。
だからこの山の山頂に神を祀ったのだ。
現代の「新・遠野物語」のテーマ写真にもなるだろう。


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世界谷地のニッコウキスゲ

世界谷地 017-2s
立ち待ち月昇る夜の世界谷地ニッコウキスゲロード(再掲)

今週の月曜,ニュースで栗駒山世界谷地のニッコウキスゲが見頃を迎えましたと報道されました。
見に行った人に聞くと,今年は花数も少なめだと少しがっかりしたように言いました。行ってみたいという思いが少し萎えてしまいました。
栗駒山の写真を撮り続けている佐藤貢さんの写真を見ると,平成17年2005年はニッコウキスゲの当たり年だったようで本当に隙間なくみっしりと咲き誇っている写真がありました。そこで平成17年という年はどんな天気だったか前年の平成16年の花が終わった辺りから調べてみました。すると結実する時期の平成16年の夏秋は例年に比べ日照時間がきわめて多く,降水量も多いということが分かりました。このことが直接影響しているなどとは言えませんが何か豊作になる条件はあるのでしょう。世界谷地は行くほどに年々乾燥化していると感じます。でも湿原は少しずつ乾燥していくのが自然なのですから止めることはできません。

世界谷地 034-2s
月明かりの栗駒山(再掲)

何度か世界谷地には通いましたが,一度夜に世界谷地に入ってみました。途中の林は夜は漆黒の闇となりますから音も懐中電灯も多めで行きました。ある夕方に暗くなったときには沢沿いでガサガサとクマの動く音がしていましたから実際恐ろしいものです。

世界谷地7.1 151-2
花の咲く順序(再掲)

ニッコウキスゲは,一日に一つずつ花が咲いてしぼむのだそうです。じっと見るとよく分かります。数えて番号を振ってみました。
以前ニッコウキスゲの増え方についての論文を読んだところ,寒さの厳しい,積雪の多い所は株によって増えて,比較的温暖なところは種子によって増えると書いてありました。世界谷地は積雪も多く,寒さが厳しい場所なので株で増えて平成17年は大豊作になったのでしょう。

ちなみに上の写真の2年前のもあったので,花の様子を見てみましょう。けっこうよかったのですね。

世界谷地7.1 098-2s
2012.7.1の世界谷地

世界谷地吹雪
1月の世界谷地は吹雪の中です



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あれから9年の6月14日

地震2日前の天の川レタッチ版g2s
あれから9年の6月14日

「あれから9年」とは,忘れられない岩手・宮城内陸地震から9年ということです。
あの地震の2日前,私は偶然にも震源地付近でこの天の川の写真を撮っていました。あんな地震が起こることも知らずに・・・。

今でも地震の深い爪痕は残り続けています。駒ノ湯に行くと涙が出るようです。それでも山は今年もお花畠にきれいな花が咲き,星空もきれいなままです。

未だに見つからない6人の方々や歯をくいしばって元のように生活できるよう頑張っている方々がたくさんいます。心より「頑張って」としか言えませんが忘れないことと未来のために今日の写真を贈ります。

今日の写真は原版から特別に再レタッチしたものです。




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