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マガン一気に増える-伊豆沼-

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月の出を待つ

今日は写真だけということで許して下さい

記録的な暑さを記録した今年の夏でしたが,9月中頃から家の周りにウラギンシジミが毎日玄関などに訪れるようになり,珍しい年となりました。人なつっこい,このチョウはなかなか羽を開かず,ウラギンシジミと気付くには少し時間がかかりました。羽を開いたのを見ればシックで中心部の赤橙色の斑紋が美しく,毎日挨拶することを楽しみにしていました。ここ二三日のチョウは,随分と羽も傷んで,疲れたように動いていましたが,道路で車に当たったのか,道ばたに裏側の銀色を見せて死んでいました。チョウにとっても今年の夏は忙しく過ぎ,一生懸命に飛び回っていたのでしょう。

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ウラギンシジミ ♂ 広島大チョウ類図鑑より転載

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ウラギンシジミ アップ

なかなか逃げないので,マクロでクローズアップレンズを二つも着けて撮ってみました。細部を見ると本当によくできています。シジミといっても大柄ですから写し甲斐があります。足先まで同色で,実に巧妙な仕組みです。

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虹立つ

伊豆沼のマガンは10月に入り,一日千羽ずつ増えているかというくらい一気に増えました。例年の季節を取り返すような勢いです。昨日朝,蕪栗沼にも行ってみましたが,かなりの数になっていました。最後に今朝の伊豆沼の様子です。

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今朝の伊豆沼

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今朝の伊豆沼

ガンバナは昨日の強い風で皆倒れてしまいました。


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林を歩く

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霜月の栗駒古道

十六代佐野藤右衛門と言ったら桜守で有名な人だけれど「異様だ。異様だ」とテレビで言っていた。
もう九月過ぎには桜は来年のために準備をする季節なのにこの頃の桜は葉の色も変えず,青々と伸び続けている。幹を太らせようという時期にただ成長だけを続けている。それが異様だと言っている。桜も人も現代という時代を季節による変化などを考えに入れる余裕すらなくなってしまっているのかと暗然とした。

林を歩く。林を歩くと何かに包まれて歩いているという気がしてくる。実際木々に囲まれ包まれているわけだから当たり前だけれど陽の光も,空気も,雨も,間接的で柔らかくなる。木々が直接的な物を受け止めているからだ。

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雲間からの光

形の整った1本の樹と会うと嬉しくなる。実に清々しく枝を伸ばして安定している。実際台風などで何度か枝が折れて現在の形になっているのだろうが,その張り出し方というのはそのままその樹の性格を表しているようだ。桜でさえ同じ品種であっても実は一本一本が違うという。周囲のすべてを取り込んだ絶妙なバランスの中で一本の樹は生きてきたし,これからも生きていくだろう。その形で世界の調整力が分かるというものだ。

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落葉松カラマツの林 栗駒山にて

秋や冬の季節,カラマツの林は特に明るく感じるのはまっすぐと天に聳える樹形からかもしれない。ちくちくとした細かい枝は丈の短い着物を着た子どものようで微笑ましく感じる。どこかブナ林の湿った香りとは違うつんとした香りが漂っている。

新・遠野物語―栗駒山に登る―

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日の出

栗駒山に登ってきた
紅葉の季節の毎年の行事みたいに感じている
栗駒山は,近年紅葉で有名な山として人気が出て来て,実際この季節はうんざりするほど人が多い。そこで人混みを避けるルートを歩くことが多くなっていた。午前4時頃秣岳から登り,ご来光を拝み,朝の光の中を尾根沿いに栗駒山へ行くというルートだ。しかし今年は午後に用事があるためいわかがみ平からの中央コースを取った。このコースは歩きやすく夜撮影するときに使ってきた。午前4時半,うっすらと薄明の気配から登山道の石も分かる。ライト無しでも歩ける。右手になる東の方は刻々と朝の気配が地平線を明るくする。そう。人混みを避けるこつは,人の登らない時間帯に敢えて歩くことだ。夜,夜明け,ご来光,朝の赤い景色と,山で最もドラマチックになる景色を味わい尽くすことができる。日の出の光で尾根や斜面が赤く浮き上がる。谷は黒く沈んでいる。このファーストライト(一日の最初に差す光)に浮かぶ景色こそ,山の風景の醍醐味だと分かるだろう。


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標高1400m付近

中央コースは楽なコースとよく言われる。
しかし1400m付近の稜線に出てからの景色は,紅葉の季節でなくてもまた素晴らしい。東のなだらかな東栗駒山稜線からから日の出は遠くのまだ夜にある景色をバラ色に染めて朝を告げる。霧や雲があればまた格別だ。西側の御沢に切り込む谷にある丸い1259mピークや丸い塚のような小さなピークに眩しく光が当たり始める。この光が当たるところと目覚めない森の作り出す陰翳にはいつも眼を見はる。

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東栗駒西斜面に映えるダケカンバの白い樹肌

太陽の位置を確かめるように東栗駒山を見れば東栗駒山西斜面にダケカンバの白い樹肌が霧の中で一際映えて見える。この谷は新湯沢コースと呼ばれ,東栗駒山の東を大きく回って来るドゾウ沢と出合い,裏沢となって駒ノ湯へと流れていく。駒ノ湯はあの岩手・宮城内陸地震ですっかりと土石流に呑まれてしまった。それでも再建をめざしてご主人は頑張っている。

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光と影との競演

この1400m付近から残りの高度差226mは見晴らしもよく,何度も振り返ってしまう。振り返ると台地状の溶岩流の端に沿って歩いてきたことがすぐ分かるだろう。足もとは赤い火山岩に変わり,赤い石つぶてが敷き詰められている。この付近から振り返れば紅葉でよく撮られているなだらかな台地状のパッチワークの紅葉はここだとすぐ分かる。緑と赤と黄色が細かいパッチワークのように色鮮やかに見える。山頂へ高低差ラスト70mの最後の登りと思われる階段の前標高1560mに東霧駒山との合流点がある。ここまでくれば東栗駒山のヒースや黄金色の草モミジが眼前に広がって心を慰める。

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山頂の駒形根神社に手を合わせる

山頂に神社がある。駒形根神社と書いてある。現在のお社は昭和六十三年五月に奉納されたものらしい。山頂に神社があるので有名なのはこの辺りでは月山だが,山伏になった者達の声がこの山頂から響き渡り,その後,全国の村々の救済に散って行ったという。栗駒山は山伏達の堅い決意や生き様も見てきたのである。

遠き栗駒-初雁か-

栗駒115 788-2s遠き栗駒

散歩をするとひんやりとした空気
昨晩はものすごい雷で,すっかり夏の空気が吹き飛んだようです。
さて,夕方ですが,今シーズン初雁らしい鳥のグループを3回見ました。今日だとすると極めて早い確認となるでしょう。

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2020シーズン初雁か 今日11日夕方


ちなみに今までの伊豆沼マガン初飛来の記録を見てみましょう。
2020月9月11日(今夕見たのがマガンだとすれば)
2019月9月22日
2018年9月19日
2017 年9 月14 日 10 時。
2016年 9月 14日
2015年 9月 19日
2014年 9月 13日
2013年 9月 22日
2012年 9月 20日
2011年 9月 22日
2010年 9月 23日
2009年 9月 17日
2008年 9月 21日
2007年 9月 20日
2006年 9月 21日
2005年 9月 22日
2004年 9月 15日

ということは今年は例年(20日)より9日早く,昨年22日より11日早いということになりますね。