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晴れてホタル

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晴れてホタル

あと何日ホタルを見られるのか
がんばりたい
昨年のピークは6/25-6。そして二日の雨。それでも減りませんでした。

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流されていたホタル(真ん中)を木の杭に止まらせてあげました 2019年


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テイクオフ 2019年

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ピークが近いか 2019年6/25

月曜日はしっかりとした雨が降って昨晩はからりと晴れ上がりました。
かなりの数が飛んでいました。ピークが近いと思われます。星もきれいに出て天の川が昇っていきます。
ホタルなのか,星なのか分からなくなるほどの景色でした。


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北天に遊ぶ 2019年6/25


今年の場合ははっきりとしたピークが望めそうにありません。


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にぎわい

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にぎわい 6/28撮影 比較明合成124コマ

にぎわいといっても124コマも合わせればこのようににぎわっているようには感じるものだ。
連続写真を撮るのはホタルの出方などが後から確かめられるかなと思っているからだが,案外一コマずつチェックしていっても新しいことが簡単に見つかるわけでもない。
ただ,ホタルが一匹動き始めるとそれに反応するように葉陰に留まっているホタルが光り始め,また後を追うように飛び始めるたりすることは確かなことだ。わたしは今,沢の岸のメスらしいホタルが留まっているところに椅子を持ってきて腰掛けているが,飛んでいるホタルが視界に入ると留まっているホタルは呼応するように強く光ったりする。それを見て,飛んでいるホタルが近づいて来る。この呼応する時の光り方が大切らしい。でもその光り方に規則性があるようには思われない。私にはただ強く光ったということが分かるだけである。とすると光の信号は待っているホタルが定期的,自発的に点灯させている(数打ちゃ当たる的)わけではなく,あくまで相手が近づいた時点で光り始めるという反応の仕方らしい。光って飛んでくるホタルにこちらから少し暗くした懐中電灯の光を向こうと同じように点灯するとやはり私の所に近づいて来る。とにかく留まっている光でも動いている光でも近くまで行って相手を確かめている。
また下流に飛んでいったホタルはしばらくすると上流に向きを変え,引き返してくる個体もけっこういる。ということは彼らの活動範囲が何㎞もあるわけでもないらしいことも伺える。とにかくホタルは奥が深い。


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上弦の月沈む

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晴れだした9時過ぎ D810 F5.6 267s ISO320 ポタ赤トースト  

午後7時過ぎの雷を伴った雨の後,やっと晴れだしたのは午後9時を過ぎていた。晴れるに連れて雲間に隠れていた上弦を迎えたばかりの月が高く,ホタルの飛び交う沢を照らしだし,まだらな陰翳をそこここにつくりはじめた。
今年もホタルに誘われここに通い出して5回ほどを数えるが,ホタルの数はあまり増えず例年のような乱舞は今年は見られそうもないようだ。
瀬の音とカジカガエルの鳴き声と藪の中を追いかけ合う小動物達のうなり声が時折私を現実に引き戻した。ホタルが多いとか少ないとかはやっぱり大切なことかもしれないが,少なければ少ないで一匹一匹をゆっくりと眺めることが出来る。実際時計も持たずここにいる私には草陰に隠れて光っているメスのゲンジボタルと戯れたり,その光に誘われてやってくるオスの光跡がカメラの前をかすめていけば数は少ないけれど楽しい写真になる。

川の中に三脚を立ててポータブル赤道儀のスイッチを入れる。沢の中だから取り囲むような木々や竹林の隙間から北極星を探し,極軸を合わせる。ところが,星景モードで撮ると星が流れる。そこで星モードにして撮った。トーストという機種である。電源が入ると緑色のランプが点灯するが,この光がホタルにとってはまた不思議に見えるらしい。近寄ってきては機械の光だと分かると飛び去っていく。自分のヘッドランプを点滅させたりしてホタルはどんな行動をするか,近寄ってくるのか,光を強く出したりするのかと暇に任せてお手軽な実験などしてみるが,その内ホタルの方もこりゃいたずらだなと相手にもしなくなる。カメラの方は自動撮影にしているが,時計がなくてもけっこう雰囲気でもう三分だと感じられる。星空は人を飽きさせることがない。いて座のところに-2.7等の木星が一際強い光を放っている。その右のさそりのアンタレスを寂しくさせるほどの輝きである。そして明るすぎる木星の南西側に土星。西へ目を向けると月がもうそろそろ沈むかと思わせる高さにあって大きな木のてっぺんに懸かり始めている。(3枚目の写真)

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上弦の月が沈むまで F22 ISQ100 10000s

一枚撮りで月の沈むまでをどこまで撮れるかとずっとシャッターを開きっぱなしにしてみる。画面で写ったのは10000秒分である。10000秒÷60=166.6で166分。2時間46分となる。ホタルが何匹もカメラの前を通過しているが長時間露光で撮ると消えてしまう。強く絞り込むからかもしれない。

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南の空

ふと気が付くと南の空が美しい。木々の切れた沢沿いから南の星がきれいに見えている。沢の水面に木星やアンタレスが写り込んでいる。例年だと忙しくこの画面を横切るホタル達の光跡が重なるところだが今年はこのように少し寂しい。

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違った夜のひとコマ

しかしこの山里は晴れると天の川が実に美しい。遠くの高地にわざわざ時間をかけて遠征しなくてもここに来ればいいのさ。

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天の川いよいよ高く


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夏至という区切り

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天の川を見上げるホタル

今日のタイトルを「夏至という区切り」としたのは夏至が単に二十四節気の春分点から数え,10番目で黄経90°に当たり,昼が一番長くなるというばかりではありません。夏至という区切りがこの世の生き物にとっても大きな区切りとなる事を実感したからです。まず昨日は部分日食がありました。(次の写真)そして昨日夏至という区切りを一番感じたのは天体に同調する生き物の区切りです。偶然かもしれませんが,春蚕が昨日繭づくりを始めました。それも一斉にです。そしてホタルです。水生生物のカゲロウ類もピークを迎えます。そして山の花はやはり今の時期です。トンボの羽化と次々です。

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昨日の部分月食 午後5時過ぎの食の最大 撮影は伊豆沼


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上蔟(ジョウゾク)と言います。つまり,蔟(まぶし)の中に蚕を入れます。


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ホタルの飛ぶ様子

今夜のホタルの出方はどうなるでしょうか。



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