2018/06/30
ホタルの木
この写真は昨日載せた
ホタルの木ですが,実は2年前にもこの木にはよく
ホタルが集まってきていて,どうしてこの木なのかと不思議に思っていました。この木に
ホタルが集まるのには理由があるはずです。この川に沿って木はたくさんあるのにどうしてこの木が目印になるのか。まずこの木は周辺によくあるクルミの木ではありません。桜の木です。並木が少し切れた端の位置にあります。並んでいる木々がこの場所で少し切れて開けた場所に出る所に位置しています。どこでもそうですが,開けた場所に出ると
ホタルの飛び方は縦よりも横に広がる傾向があります。毎年多く発生して群舞している端の場所に当たります。
2016/6/25 ほぼピーク 観察7日目
この写真が2年前の2016年のピーク時に写したものです。そしてここ2年の内に集中する場所は写真の奥の開けた場所に移動しています。昨年辺りからピーク時に多く集まる場所です。年によって集まる場所は大きくは移動しないのですが,集中する場所は移動するのだなと感じます。
そして今年このような開けた場所に集中して2年目になります。
今年は初期段階からいきなりピークという前降りなしの感じがしました。観察時期が遅かったのかもしれません。しかし,例年2週間にわたる観察期間が今年は短く,一気に発生して一気に収束していったと感じました。
ここにメモとして今年感じたことを書いておきます。
① 這い回るピークと飛翔するピークがある
② 短期集中型に変わりつつある。温暖化の影響なのか。ホタル自体も集まっていたらそこにまた集中するという傾向で,分散するという感じがしなかった。
③ 今年は月の光が強い期間に当たっていた
④ ホタルの発生時期が雨が少なく川の水量がほとんどない時期だった。
④ 特に例年水田周辺で発生しているホタルにとっては,除草で草むらがなくなりホタルが住みにくくなっているのではと感じた。
これらの観察を10年単位で見ていったら,かなり分かってくる部分もあるのではと感じるようになりました。