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稲架けの風景

稲架けぐるぐる-7s
ぐるぐる 撮影中にレンズが湿気で曇るので拭いていたら,仕上がりはぶれぶれでした

稲架けの風景が絶滅寸前です
コンバインで一気に収穫するので稲架けの手間,稲掛けから外して家に持ち帰る手間,家で脱穀する手間がないのです

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稲架けの風景 真夜中ですが,強い街頭の光を使いました

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稲架けの風景

美しく並ぶ稲架けの風景が懐かしいです


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雨の音を聴く林

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朝陽に咲くモッコウバラ

しっかりとした雨が続いた
夜の間中,どこかの家か物置のトタン屋根を雨が強く叩く音が夢の中で続いていた
風情のないその雨音に連られ,夢の映像が無声映画のようにカタカタとコマ落ちして夢の人の声を奪い取っていた

朝になっても降り続く雨の音を,この饐えた身体へ快く染み込ませるにはどこで聴けばよいのかと思った
そこで足下を濡らしながらも近い林まで出かけることにした
まずは雑木林である
いただけない
特にホオノキのように堅くなった葉に雨が落ちて立てる音は太く重すぎた
見上げると林の葉の天蓋で円くなって雨音は取り囲むように響いている
シイカシ類もまたいただけない
天蓋から響く雨音が近くの葉にせわしく反響している
繁る葉の高低の重なり具合などもあるのだろう,不協和音のように響き合う

そして慌ただしく竹林へ逃げた
するとどうだろう
実にあっさりとして,すっきりした雨音が,向こうの景色に霞を置くようにしっとりと感じられた
竹林での雨音は抜けが良く
雨の存在感も,かろうじて感じさせ,いやみがない
天蓋に高く消えていく軽やかささえ感じられる雨音であった
今まで心づいて試したことはなかったが
むしろ若々しい竹林が雨をうまく受け止めている
雨との戯れの和音さえ奏でている

派手で華麗な音は人目(ひとめ)ならぬ耳(みみ)を引く
しかし長く,落ち着いて楽しめるものではない
むしろ葉と雨で交響される音はどちらの強さも強調されないところから生まれている
相手の力をそのまま受け止めるのではなく
むしろ上手にそらすことで相手の力を逃して世界に染み渡らせている
自然とはそういう絶妙なバランスを創り出す妙味に酔うときにこそ生きてくる

雨の音を聴きたいのなら
若い竹のそろった竹林の中で聞くとよい



さんぽ道に雪が降る

雪降る-7gs
さんぽ道に雪が降る 昨日2月10日 ピントをずらしながら5枚撮影 その後クリアな一枚と合成してこの一枚となりました

いつも雪が降る様子をどのように表現しようかと悩みます
結果はピントをずらしながら何枚か撮影し,最後に一枚に仕上げるという方法です

久し振りに30センチ程も雪が積もりました
雪かきが大変でした

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1月24日

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1月4日


1月のさんぽ道2023

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1月24日のさんぽ道

相変わらず毎日続けているさんぽ道での一コマです
何でもない田舎の景色ですが,歩いていると,ふとした光線の具合で美しく輝くときがあります
多分,人も花も,生き物も世界もそうだと思います。そんな一瞬輝く景色をスケッチのように記録します


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1月4日のさんぽ道

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1月22日のさんぽ道 マガンおひとり様

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1月21日のさんぽ道 おっ。ハイブリッドか

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1月26日のさんぽ道 雪を踏みしめて

明後日の土曜日28日は「伊豆沼読書会」の日です。
いつも通り午後1時30分から登米市伊豆沼・内沼サンクチュアリーセンター会議室で行います。
今年の計画などを立てていきましょう。

朝の色

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朝の色 内沼 今朝1月3日

いいかい
色というのは
光とこの世のものとが
語り合うことばだ
そのことばは
互いに触れ合い,語り合うことでしか
生まれてこないものだ

本当の色を知りたいのであれば

一番の光
ファーストライト
その一番の最初の光に入りなさい

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朝の色 さんぽ道 昨日1月2日

葉が赤くなる
紅葉は
植物の中の色素の変化だと言う
本当にそうだろうか
コラボレーションの結果ではないのだろうか
その葉と世界とのコラボレーション

なんだって自分一人だけでは化学変化はできやしない
刺激的な外界あってこその自分の変化だ
自分の変化は実は自分の中に隠れて見えなくなってしまった
細胞の中に取り込まれた刺激的な世界があってのことだ
だから足もとを深く掘れといわれている