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新田地区イルミネーション始まる

公民館ISS完成2-7s
イルミネーション始まりました

星空を駆けるISS(国際宇宙ステーション)とイルミネーションを組み合わせて新田らしい雰囲気にしてみました。
イルミネーションは夜は9時までで,来年1月15日まで行なわれるそうです。子ども達がつくったペットボトルが輝きます。

ところで,今度の金曜日は新田中学校「歓喜に寄すを歌う会」ではないでしょうか。


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伊豆沼の魅力4

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今朝11月15日

ガンは10万を超え,白鳥も1500に迫る勢いだ。
ガンハクチョウなどにとって,ここ伊豆沼・内沼が住みよい場所であるのは,食料が豊富だということにもあるとよく言われる。
蕪栗沼のラムサール条約指定が画期的だった点は,水田耕作地もそのエリアに入っていたことだった。つまり野鳥の生活圏も同時に守るという考え方である。この点については,水田耕作者との間で今後とも粘り強い話合いがなされていくことで共存する意味が双方に理解されるとよい。
こんな記事が河北新報11月5日版に載った。

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河北新報11月5日

越冬する渡り鳥たちの採食地保全についての記事である。
私が以前特集した「人が大切なのか,鳥が大切なのか」という自然保全と農家との間の昔からの対立構図は,やがては親和的に解決されることを願ってはいるが,悩ましい点であることは確かだ。けれど,そのままにもしていられない。話合いが今後も続くだろう。

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今朝11月15日

現在,世界の環境保全派は,野生動物の生息環境を疎外する人間の開発や諸行為に対し,権利という概念を野生動物にも該当させ,野生動物の持つ権利を裁判で認めさせようとしていく流れがある。日本でもイリオモテヤマネコ裁判などもあった。いずれにせよ,対立だけを鮮明にする権利裁判という出方は避けながら話合いを深める場が行政サイドからも出る時期であることは確かだと思う。


「月に雁」満月に飛ぶ

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満月に飛ぶ

日の出前から延々と南東からカモの群れが続いて蕪栗沼に入ります
その数,数千とも思えます
延々と続く群れ
圧倒的な光景に
ただすごいのひと言です

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満月に飛ぶ

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満月に飛ぶ



伊豆沼の魅力3

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朝の飛立ち 10月27日

伊豆沼の魅力は,何といっても,この一枚の写真に語られています


伊豆沼の魅力2

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伊豆沼・内沼 今朝の飛立ち

10/20現在
ガン類      85,862羽
ハクチョウ類 130羽
カモ類 983羽
合 計 86,975羽 (伊豆沼・内沼サンクチュアリーセンター発表)

伊豆沼の魅力と言いますと,先回言ったように「なぜ20万羽のマガンなどの渡り鳥の9割が,ここ伊豆沼内沼とその周辺を越冬地に選んでいるのか」と書いたように,バードウォッチングの聖地という感じがありますが,ただそれだけではありません。
それだけの鳥を受け入れる環境があるということは,その土台を支えている調和的に存在している自然がそのままあるということです。「青空-大気-風-大地-水辺-生き物-水中-魚-藻類,プランクトン」という環境全てが循環系としてセットになって良好に保存されるべき地域ということです。ですから国の天然記念物なのです。裏返して言うならば,もう日本の他の地域には渡り鳥が集団で越冬できる地域が残り少なく,限られてきているという警鐘にも受け取るべきだと思います。
その点では伊豆沼・内沼とその周辺の蕪栗沼,化女沼は,現代の壮大な自然保護と自然復活の実験場とも言える地となっています。ここ伊豆沼・内沼とその周辺では,自然復活の試みが随所でなされており,自然プログラムを学ぶ絶好の地と言うことができます。

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伊豆沼・内沼 昨日の飛立ち

伊豆沼・内沼は,植物102科489種,昆虫は180科770種,鳥類235種,水生生物118種内魚介類40種と合計1700種に迫る生き物が生きています。そのどれもが大切に守られて,自然のバランスは成り立っています。
伊豆沼にいらしたら,どんな小さな生き物であっても,全世界,いいえ全宇宙の進化が凝縮された姿としてここにあるという気持ちになっていただけたら幸いです。そして伊豆沼だけではなく,お住まいの身近な自然の中にも生物の隠されたメッセージが目の前に広がっていると思っていただけたら幸いです。