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雲間のオリオン

雲間のオリオン雲間のオリオン

なんだか久しぶりで星を見た感じです。

昌学寺月光桜『オランダの光』

昌学寺月光桜昌学寺月下の桜

 この写真は登米市石越の昌学寺の不老桜です。昨年の満開のときの桜です。

 「わたしのさんぽ道」写真展においでいただき本当にありがとうございます。3月14日までの写真展です。JR東北線新田駅そばの登米市伊豆沼・内沼サンクチュアリーセンターで展示しています。
 
 明日からは桜の写真に入れ替えます。昨年も好評だったので,今年も2009年の桜を展示します。もちろん新しい写真ばかりです。この頃は暖かい毎日で,桜が咲くのが待ち遠しい気持ちになります。そんな方はぜひいらしてください。写真ではもの足りませんが一緒にお花見をいたしましょう。

今日の一本
『オランダの光』DVD
オランダの光 [DVD]オランダの光 [DVD]
(2005/07/08)
ジャームズ・タレル

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今日は本ではなく,DVDです。光だけを追い続け,1年間カメラを回し続けるかと思えば,フェルメールの描いた光を分析したりするちょっと風変わりな作品です。でも,光を追い続ける写真家には観てほしい一本でしょう。

今,このようにブログのアップをしながらも,月齢14の月の中を雁たちが北へ帰っていきます。雁の最後の声が夜に響いています。お別れはやっぱり寂しい気持ちになります。9月までのお別れです。
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宮沢賢治写真帖『1924.8.17』

月昇る
月昇る(早池峰から見る薬師岳と月)
一八一
     早池峰山巓
                  一九二四、八、一七、
  
   あやしい鉄の隈取りや

   数の苔から彩られ

   また捕虜岩(ゼノリス)の浮彫と

   石絨の神経を懸ける

   この山巓の岩組を

   雲がきれぎれ叫んで飛べば

   露はひかってこぼれ

   釣鐘人蔘(ブリューベル)のいちいちの鐘もふるえる

   みんなは木綿(ゆふ)の白衣をつけて

   南は青いはひ松のなだらや

   北は渦巻く雲の髪

   草穂やいはかがみの花の間を

   ちぎらすやうな冽たい風に

   眼もうるうるして息(い)吹きながら

   踵(くびす)を次いで攀ってくる

   九旬にあまる旱天(ひでり)つゞきの焦燥や

   夏蚕飼育の辛苦を了へて

   よろこびと寒さとに泣くやうにしながら

   たゞいっしんに登ってくる

      ……向ふではあたらしいぼそぼその雲が

        まっ白な火になって燃える……

   ここはこけももとはなさくうめばちさう

   かすかな岩の輻射もあれば

   雲のレモンのにほひもする

                    『春と修羅第二集』より

白装束の人々がなだらかな岩道を登ってくる。黙々と息を切らしながら登ってくる。
旱の今年の苦労を終えて,蚕の夏場の仕事も終えて,お盆の今,拝むためにこの早池峰に登ってくる。釣鐘草,いわかがみ,こけもも,うめばちさう,濃い青のはい松。風に揺れる花々と岩の間に信仰の人々が登ってくる。

賢治28歳の夏。この年春に『春と修羅』を刊行している。賢治の夏休みの山登りは続いています。第一集に載せた早池峰山嶺の続きでしょう。
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