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星と似合う『市民たちの画廊』

花と星が引き立てあう組み合わせは,どんなだろう。ふと今日ウメの花と星を撮っていて思った。
オリオンうめオリオンうめ 
ウメと星,ニッコウキスゲと星,コスモスと星。組み合わせてみると案外平凡だなと思うのです。類型化されているのかも知れません。でも天地をはっきりさせることで,なんとか落ち着いてきました。
空を見る木空を見る木
桜や冬の木立の全景を入れた星との組み合わせはまた格別です。特に一本だけある弧木(こぼく)と空の広さの組み合わせは画面に広さを感じさせます。
 それじゃ,全くちがうものを組み合わせるとどうでしょう。

人工降雪機とオリオン
人工降雪機とオリオン
ちょっと目新しさを感じます。じゃあ,一本の木の入れ具合はどうでしょう。まずは小さめに入れると・・・。

昇る天の川昇る天の川と種蒔き桜
うん。広さを感じます。それじゃ,木を大きめに入れて見ます。

雪月夜雪月夜
うん。やっぱり今度は視点が木に移りますね。
星空だけ撮ると,後で見ると案外つまらなかったりすることを感じたことはありませんか。これは人間の視覚が何かと比べることで広さや高さを感じ取っている「対比視覚」という特性なのだそうです。画面の中に何を置くかで印象がとても違ってきます。考えてみれば,フェルメールの絵は画面構成にとても気を使っていることがわかります。「手紙」という絵は左右の視覚を遮るところから部屋の中の手紙を読む婦人のなにやら秘密めいた雰囲気を感じ取らせることに成功しています。一方,東山魁夷の絵などはいらないものを画面に入れないことで画面を構成します。日本画の伝統なのでしょう。カメラでの「寄り」によって無駄を省いていきます。難しいことばでは「捨象」というのでしょうか。この技は写真でも必殺技です。

今日の本
『市民たちの画廊』NHK日曜美術館 名画への旅14
名画への旅(14) 市民たちの画廊名画への旅(14) 市民たちの画廊
(1992/11)
高橋 達史藤田 尚男

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