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「また起きて詳しく書きます」

D80お彼岸の夜 006-2sお彼岸の夜
 昨年のお彼岸は晴れていたんですね。
 記録を見ますと,昨年の9/19には彼岸花も満開だったようです。
 今年は随分と遅れています。地温が高いままなのでしょう。
お彼岸の夜 009-2-ss昇る冬の星座たち

父「その他には何かないのか。」
法華経の頒布の遺言を聴き取った後,賢治の父は更に聞いた。
賢治「それはいずれ後でまた起きて詳しく書きます。」

清六さんは,『兄のトランク』の最終章で「「臨終のことば」から」と題して,「それはいずれ後でまた起きて詳しく書きます。」と答えた賢治は何を考えていたのかと,思いを馳せています。
 賢治の遺した原稿類の片隅に記されていたメモは,「思索メモ」として全集にまとめられています。
科学に威嚇されたる信仰
本述作の目安,著書
一 異空間の実在 天と餓鬼 分子-原子-電子-真空-異単元-異構成
   幻想及夢と実在(後略)
まず異空間の実在を分子-原子-電子-真空-異単元-異構成まで詰めていって解き明かそうとしています。この流れで科学から信仰までを再構成しようというようにも読み取れます。多様の統一性を考えていたのでしょう。それを記述する形で成し遂げようとしていたのかもしれません。
その記述は,あくまで「比喩やイデオロギーを徹底的に排除」しながら,「理論の至り得ぬ境を探り」,今,ここを完全に描き切るようなものです。

お彼岸の夜 016-2-s流れる雲とISS

 賢治は何をなし遂げようとしていたのでしょうか。
 イギリス海岸で見つけたクルミから,地層に埋もれていった生命を甦らせ,ここにある歴史の視点を別の点から再編成を試みていたことは確かです。

賢治「それはいずれ後でまた起きて詳しく書きます。」


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