FC2ブログ

下弦の月星夜-栗駒山湯浜上滝-

月光滝
月光で写した滝の流れ(栗駒山湯浜上滝)

昨日27日は下弦の月でした。
23:30そろそろと昇りだした月が暗闇の世界をゆっくりと変えていきました。

ここは栗駒山の南。
宮城から秋田へぬける花峠を越えた湯浜温泉です。
今日はに登らず,昼間見た景色を空で辿りなおそうというわけです。

湯浜上の滝
栗駒山湯浜上滝

絵画の世界で月夜を題材にするようになったのはいつ頃からでしょうか。
やっぱりロマン派あたりでしょうか。
その中でも私は昔,ダビット・カスパー・フリードリヒという人の絵が好きで画集をよく見ていました。
FRIEDRICH_Caspar_David_Drifting_Clouds[1]1
「漂う雲」1820年 ダビット・カスパー・フリードリヒ
この独特の清浄感が彼の絵にはあります。
彼の絵を寂しい絵だなと思うこともありますが,この空気感をただ宗教的と言い換えるだけでは収まらない何かがあるのです。そう夜の静けさを知っている人なのではと思います。
FRIEDRICH_Caspar_David_Moonrise_By_The_Sea[1]1
「海の月の出」1821年 ダビット・カスパー・フリードリヒ
夜の空気を知っている画家だと思います。夜の静けさはロマン主義が見いだした新しい風景だと思います。
ですから彼の選ぶ題材は月の出を待つ人々だったり,夕暮れだったり,夜明けだったりです。そしてその時間帯の広い風景だったりします。夜の景色の魅力は彼の絵に教えられました。

(この2枚の絵は,「《ロマン主義の画家》カスパー・ダーヴィト・フリードリヒの絵画ギャラリー」から転載させていただきました。そのページは こちら )

昼間のきれいなの写真はいっぱいあります。
しかし夜,神々しい日の出,夕暮れに沈む山。空に眠る山の景色は難しい分だけ,これから開拓されていく分野でしょう。
ロマン主義が見いだした夜を,自分の好きな山で辿り直してみたい。この頃特にそう思えるようになりました。

落ち葉
下弦の月の光で写した湯浜上滝 落ち葉にスポット光あり

にほんブログ村 写真ブログ ネイチャーフォトへ
にほんブログ村