2014/07/15
伊豆沼ハス百景
ハスの花咲く
このブログで紹介している多くは伊豆沼と栗駒山です。
今年もハスの花が咲き始めた記念に伊豆沼のハスの風景を紹介してみましょう。
ハス朽ちゆく
いきなりハスが枯れてしまっていますが,10月下旬のハスの様子です。
よく伊豆沼のマガンやハクチョウを見るために来る方は伊豆沼の朝靄が立ちこめている中に朝日が昇り,そこでマガンが一斉に飛び立つ10月から11月のこの時期がベストでしょう。その様子に彩りを添えるのがこのハスの朽ちゆく景色なのです。
夕光のハス
ハスと言えば朝早くが花の開きがいいのですが,夕方の光を浴びた景色もまたいいものです。
掘り出してみてのレンコン部分
さて,このハス。掘り出してみると蓮根部分がこのように各節に分かれていて,年ごとに一節ずつ増えてつながっていくのです。
ハスの構造
簡単なハスの構造です。水の中で見えない部分が図のようになっています。
蓮根部分を切ってみると
蓮根部分を切ってみるとまさに蓮根です。ねばねばしています。
しかし細い方も見て下さい。花の付いている茎を切ってみても中に空気の通り穴があるのです。葉が付いている茎もやはり空気穴がついています。ハスの茎のすべてがこのハチス状の構造なのです。おもしろいです。
ハスの花粉
ハスの花の花粉を顕微鏡で覗いてみました。
おもしろい形です。今咲いているアサザやヒシ,カガブタなどの花粉と比較してみるとそれはそれでおもしろいのかもしれません。
いらっしゃい
ハスの花には終日たくさんのお客さんが来ます。
咲いたハスの花は4日程たつと花びらが落ちていきます。思えば短い命です。
夕焼け
夕焼け色を残して
黄金の朝
枯れてもまだハスの美しさは続きます。
今回の写真は過去にこのブログで紹介した写真ですがつい選んでしまうのは晩秋のハスの景色が多かったです。ハスの美しさは朽ちゆく時の美しさでもあるんです。
厳しい寒さの朝
そしてやがて冬の寒さの厳しさにもハスはまだその存在感を見せつけます。
朝の漁
朝日を浴びて
晩秋の朝の光を浴びて立ち尽くすハスの群れが浮かび上がるのもまた美しいものです。
日の出と共にこのハスの群生から何千何万というマガンが一斉に飛び立ちます。
まさに圧巻の光景が広がります。
凍えた朝
冬。強い北風によって岸に打ち寄せられたハスが凍えた霜を着けている姿もまた美しいものです。
例年8月になりますと,観光船が出ます。ハス祭りです。ハスの群生の中を船で廻ることが出来ます。ハスの実も食べられます。ヒマワリの種のようでおいしいですよ。ぜひいらして下さい。
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