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春,生まれる

春,生まれる
春,生まれる

第4回栗駒山麓観光写真コンクール 最優秀賞

半年にも及ぶ雪に覆われた栗駒山から春が生まれる姿は感動的です。
毎年道路が開通して最初に出かけるのがこの湿原です。

開通して湿原 663-2gs
ミズバショウ咲く

雪が丸く融け出していくと日に日に地面が黒く顔を出していきます。
その黒い地面からもう待っていましたとばかり出てくるのがミズバショウです。まずミズバショウが独り占めしているところにわずかに時間をずらしてリュウキンカの丸い葉が青々と広がります。そして黄色の丸い花が咲いていきます。

開通して湿原 724-2s
目覚めるとき

リュウキンカの花が咲き出すとミズバショウとの競演が始まります。この頃になると,その景色に何か音楽が聞こえてくるような気がします。不思議です。音楽といってもひそやかなざわめきのようなものです。その音楽や話を聞いて急に目覚めてくるのがコバイケイソウです。
ちょっと乾いた場所にはショウジョウバカマなども顔を出してきます。
ブナの根元がすっかり黒々と柔らかい土が出てくるとイワウチワの恥ずかしそうな薄ビンクの可憐な花が彩っていきます。

開通して湿原 782-2s
苔むした橋

ミズバショウが終わる頃にはコバイケイソウがぐんぐん大きくなり,やがて湿原全体を覆い尽くすようになります。
隣のブナ林の林床には色とりどりの小さくてかわいい花が仲良く咲きそろいます。

一ヶ月も経てば湿原は背の高さを超えるほど繁り,人を寄せ付けないほどの藪になります。

湿原に春が生まれるとき,そのささやきを聞く者は幸いです。

今日の本
このようなの微妙な変化と深さに耳を傾けていたのが串田孫一かなと感じます。
串田孫一の諸作品はこちらをご覧下さい。

串田孫一



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