目覚めのの刻-栗駒山ブナ林-

栗駒山 114-2gs
目覚めの刻

雲が速く走る日でした。
ブナ林でいろんなことを知りました。どうもブナの展葉は天頂部から始まること。この時期は空からブナの芽を包んでいた殻が始終降り続けていること。風が走ると,林床の雪の上を枯葉がからからと走っていくこと。キビタキが興味深そうに私についてくること。

栗駒山 349-2gs
ブナの林の展葉はこれからという時

歩きながら「声」と「詩」は似ているなあと思いながら湿原へ歩き出しました。
       ,耳

      澄まし,

   ,
空はハレ
   ,
これは吉増剛造の「絵馬」という作品からですが,句点から始まっています。何かを言おうとするけれど出ない。つまる。間を取る。つまる。息をする。つまる。歌う。つまる。何かが立ち現れてくる。何かが動き出すときに,沈黙は押しやられて,声はその場所に亡霊のように湧いてくる。そんな出来事がそのまま詩になると句点で始まります。そして息をするとき文字では空間は白く空く。言葉が見えない場所を占め続けていく。吉増は言葉が立ち現れてくることを場所と時間経過で視覚化しようとしたのです。彼はどこからこの発想を得たのでしょう。

歩くことからです。
歩くリズム。身体の運動からです。
  


この話は続きます


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