栗駒山-湿原開き-

栗駒山 513-2gs
栗駒山-湿原開き-

またブナの林で迷っているところだが今年は雪の中に5mばかりの黒い直線を見付けた。夏道である。自然の中では直線というものが殆ど無いので人工的に作られた直線はすぐ雪の中から浮かび上がって見える。その直線の指し示す方角を見ると頭の中に夏道が雪の中に重なって見え出した。難なく湿原に辿り着くことができた。しかし,落ち着いて歩かなくてはいけない。帰りは足跡を忠実に辿ることで帰ることができるのだ。それだけは守らないと・・・。今まで何度起伏の乏しいブナ林で迷ってきたことか。人は道のないところではつい道に見える下りを選んでしまう。そしてとめどもなく沢の方へ引きづり込まれる。

栗駒山 780-2s
ニリンソウの道

湿原でミズバショウたちやコバイケイソウの芽を確かめると帰り道に着いた。雪解けが終わった所にショウジョウバカマを見付ける。これから一気に雪解けが進み,全ての大地に春は舞い降りるのだろう。ブナの展葉前線は600m辺りまで上がってきていると見た。ゲートのある真湯温泉は標高356mとあり,すっかり葉が緑色になっていた。

栗駒山 868-2gs
展葉したブナ林を見上げる

例年より少し早い春を見ることができた。これから春のスタートダッシュが始まるだろう。
また来て,春を見届けたいと思った。



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