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新・遠野物語シリーズについて

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新・遠野物語-龍神,蛇王とは立ち昇る雲か-

今日もいきなり「龍神,蛇王とは立ち昇る雲か」というサブタイトルを付けてしまいましたが,要するに昔の寺や神社の縁起や由来等に書かれている変わった現象を自然現象で読み解くことができるのではないだろうかというのが,このシリーズの発端でした。

一枚目の写真は日の出の写真を撮っているときでした。谷から立ち昇る雲が変幻自在に動いては消えていく様を見て,ふと龍神や蛇王と崇められる水の神がこのように姿を現わして天に昇っていったのではと気付いたのでした。もちろん頭の中に,龍神が金星の下,午前三時に聖なる水を吐くという伝説(山本ひろ子「変成譚」龍女成仏の話)があって,それと風景とがつながって気付いたというだけなのですが・・・。
以前に取り上げた羽黒山縁起の中に蜂子皇子が三本足の烏(ヤタガラス)に導かれて霧の中に仏様を見たという現象も自分も山に登ったときに見たブロッケン現象に似ている,いやブロッケン現象のことを言っていると確信した時には嬉しく思いました。
また,お彼岸の中日に沈む太陽が紫の雲に懸かる時,そこに阿弥陀如来が現われるという話も実際に撮ってみると光芒と山塊と雲が不思議な光景をつくることも分かりました。その素晴らしい光景を昔の人が阿弥陀如来が現われる姿と見たことが分かるような気がしました。

このように「新・遠野物語シリーズ」は歴史的な記述と自然現象とを関連づけて,古代中世の風景を今に再現できるのではないかという意図で撮影を続けています。

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新・遠野物語長沼に龍神立つ-

この写真も朝霧が切れる寸前ですが,まさに龍神が天に昇り始めた風景にも感じられます。

このように昔の寺や神社の縁起や由来等に書かれている変わった現象はある程度自然現象の中で謎解きができるのではないでしょうか。私がこのように思うようになったのは,昔の大きな家が残したノート(暦面裡書-れきめんうらがき-)に馬の毛が降ったとか白い白い毛が降ったという不思議な記述を見つけた時でした。よくよく調べたところ火山の噴火による噴出物だと分かりました。それからこうした昔の文書の不思議な記述と自然現象とを結びつけることにおもしろさを感じるようになったのです。

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紅葉近づく栗駒山



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