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新・遠野物語-夢の意味-

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イザナギ神社-羽黒山-

この神社の鳥居を入る。
鬱蒼とした森の中でもう消えそうに残る踏み跡らしきものを探しながら進む。
いつか森の中に道は消えて,けものの踏み跡すらなくなった。
仕方なく自分が来た踏み跡を辿って戻る。
そうか。お社がないんだ。
ということはここらがすべて,この森がすべて神なんだ。
私は深々と空気を吸った。この空気の中にも神が居る。

ある神社の起こりについて講演をしたときに夢を見た。
神社の祭神を確かめようと穴を掘っている。
「あっ,(祭神が)二柱ある。」
それを発見したときに後ろから女の人達の声がそろって聞こえた。
「ずっと探していたのよ。見つかって良かった。」
そして目が覚めた。しかしスサノウノミコト以外のもう一つの祭神はなんだったのか。分からないままだ。

しばらくしてまた夢を見た。
小さな蛇が出てきた。
そして目が覚めた。
「蛇王権現だったのだ」私は納得した。
境内にもう捨てられたようにあるあの名前も読めない石祠は「蛇王権現」を祀ったものだったのだ。

かつて明恵上人は夢日記を付け,夢を大切にしていた。神仏の啓示があるからだ。
愚かで偏った人間の思考よりも大切なものが夢からもたらされると信じていた。ばらばらで脈絡もないはずの夢の破片がやがてつながりを持つようになる。そんなことを知らされた出来事だった。


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