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新・遠野物語-一人一文字「雨ニモマケズ」-

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雨ニモマケズ

写真の中の「雨ニモマケズ」の作品は子どもが一人一文字ずつ書いて出来上がったものです。
宮沢賢治の「雨ニモマケズ」は298文字全55行からできています。子ども一人が一文字ずつ好きな色で書いていくと総勢298名の子どもの手によって完成した作品になります。文字も行替えもすべて手帳通りにしました。子どもたちは時に真剣に,時に楽しく,時に笑いながらこの作品を書いてくれました。折角書いてくれたこの作品を写真として残したいと思い,新遠野物語シリーズの一環として「一人一文字雨ニモマケズ」を始めることにしました。

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雨ニモマケズ


ご存じのように宮沢賢治の「雨ニモマケズ」は小さな手帳のP51から9ページにわたって記されていたもので,死ぬ二年前の賢治35歳,1931年11月3日に書かれたものと言われています。賢治の死後,例の革のトランクから出てきたものです。文は後で推敲した跡があまりないようなので殆ど書かれたままの文章と言われています。

ここで覚書程度に手帳に書かれていた「雨ニモマケズ」の特徴を記しておきます。

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・全文は鉛筆書きですが,冒頭の日付「11.3」は青鉛筆で書かれている。
・「雨ニマケズ/風ニマケズ」と書いてどちらにも「モ」を挿入させている。
・「ヨク分カリ」と書き,後に「ミキキシ」を挿入させて「ヨクミキキシワカリ」とした。
・「南ニ死ニサウナ人/アレバ/シヅカニ行ッテ/コハガラナクテモ」として「シヅカニ」を消した。「行って」が赤鉛筆。
・「ヒドリ」と書いてある。これは「ヒデリ」の誤記だと入沢康夫は考えた。これは「ヒデリ」なのか「ヒドリ」なのか論争になった。
・「ミンナニ/デクノボート/ヨバレ/〈マタ〉/ホメラレモセズ」と記され,〈マタ〉という語句が入っていた。


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