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天の川ホタル

ホタル 230-2s
天の川ホタル

この世界のすべての生き物の80%が昆虫だと本で読んだことがあります。
ホタルも昆虫ですが,その生態は本当に不思議です。まず観察の難しさは第一級だと思います。飼育しながら現地での観察することが早道だと思いますが,まず卵を見つけることが難しいです。何回か探しましたがとても見つけられるものではありませんでした。

雄の平均寿命は約6日、雌は平均14日位でこの間に交尾産卵する。発生期間が一ヶ月とすると前半期間は雄が多く、後半になると雌の個体数が多くなる。
日本ホタルの会の矢島稔さんの文章を引用します。(このサイトは こちら )

ホタルを守るためにすべきことは何か / 日本ホタルの会名誉会長 矢島 稔

幼虫は水辺で鰓呼吸から気門呼吸に切りかえ、適度な湿り気の場所を探し、そこに穴を掘って潜り込む。体を丸めて球状の土窩をつくり、そこで前蛹になって一ヶ月以上じっとしてる。土窩は口からだした唾液で周りの壁を固めてあるので独特なにおいがし、外的の侵入を防ぐ効果があると思われる。上陸してから約40日後に蛹化し、さらに15日後に羽化した成虫は岸の土の中からはい出し昼間は葉の裏にじっとしているがくらくなると発光して飛び出す。
 雄の平均寿命は約6日、雌は平均14日位でこの間に交尾産卵する。発生期間が一ヶ月とすると前半期間は雄が多く、後半になると雌の個体数が多くなる。発光はコミュニケーションの手段で雌を見つけた雄は近くに止まり独特なプロポーズ発光をし、雌が受け入れる意志を発光で示すと交 尾する。

雌は終日陽の当たらないしめった苔の上に産卵し卵は常にしめった状態で約30日後孵化する。体長1.5ミリの幼虫は水に入り底の小石などの下にもぐり夜になると出てきてカワニナの稚貝をさがす。幼虫は体にあった巻貝を探し自力で貝のふたをあけ、だ液の消化酵素でカワニナの肉を溶かして食べる。(以上引用おわり)


ホタルの季節になるといつももっと彼らのことをよく知りたいと思います。何回か通ったりして自分なりに探したり観察はしますがさっぱり何もつかめずまた一年たってしまいます。たった6~14日間の命の偉大さに接しながらホタルのことを何も知らないでいる自分が情けなくもなるのです。

東和町鱒淵のホタルは観賞期間中お金を取ります。ホタルの保存のために使われています。
昨年のことでした。
たまたまホタルが少ししか出ていない夜に来た女の人が「お金まで取って,さっぱりホタル見られないじゃないの。」とホタル保存会の当番の人に喰ってかかっていました。悲しい光景でした。金で解決する世の中に慣れてしまった人間の浅ましさを見て,背筋が寒くなりました。

どうかこの世にホタルという美しい生き物がずっと続くようにとシャッターを押したいものです。

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ホタル乱舞
(50枚コンポジット)


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