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栗駒山を探る2-秋田日記-

伊豆沼 053s
雨が小やみになってキジの親子(伊豆沼7/22)

現在20℃。雨の一日でした。
キジの親子が満水になった伊豆沼のほとりの道路を歩いていました。これ以上伊豆沼が満水のままだとハスが枯れてしまうおそれがあります。心配です。
それにしても寒いです。7月も下旬に入ったというのにどうしたことでしょう。
昨日紹介した「秋田日記」は天保八年の太平洋側の大凶作から救うために,秋田の矢島藩へ米の買い付けに行く話でした。
大地森6.2 138s
栗駒山世界谷地奥の変則十字路「秋田日記」を書いた熊谷新右衛門はこの栗駒古道を通りました。

「秋田日記」を書いた熊谷新右衛門の栗駒越えのコースを紹介します。
まず彼が旅に出たのは天保八年の旧暦の三月の二十六日でした。今の暦で5月のゴールデンウィーク辺りです。ブナの芽生えが始まろうとする時期ですが,残雪も多かったと思われます。
秋田日記コース図s
世界谷地を経て大地森へ進むと変則十字路に出ます。この場所が二枚目の写真の場所で昔は鳥居があったと言います。ここから湯浜温泉へと西に進むと栗駒古道と名付けられているルートです。
「大治小屋」と新右衛門は書いていますが大地沢の小屋でしょうから「大地小屋」となるでしょう。
私もこのルートを歩きましたがうっそうとしたブナの森です。春先の展葉間近の時期は晴れれば明るい道を辿ったでしょう。
最大の難所は熊の沢辺りでしょう。そしてこの近くに「中治のお助け小屋」があったと思われます。場所はまだ特定できていません。
須川岳の八合目の大明神(ひょっとして御室かもしれません)を見て,二里,中治の小屋に着く。ここは大難所である。
小屋脇に十七歳ばかりの男が一人死んでいた。誠にあきれ果てた。さらに登っていくと大男が大杖をにぎり大仰向けに倒れ死んでいた。
すさまじい光景です。餓死していたのか,山が荒れて遭難したのか。5月とはいえまだ残雪は多く,栗駒越えは命がけだったのでしょう。

伊豆沼 087s
雨小やみとなりキジの親子出る(7/22)

さらに機会があれば,秋田からの帰り道についてもいつか書いてみたいと思います。

尚,今回の地図に記したルートは,曖昧な部分もあり,修正箇所がこれから出てくることを予め記しておきます。

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