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イネの花咲く

伊豆沼朝 039s
今朝の伊豆沼はまた雨。
秋田や岩手であった集中豪雨で被害を受けた方々にお見舞い申し上げます。

さて,こちら宮城の伊豆沼付近はイネの花が咲いています。
7/26の豪雨で一回水をかぶったイネが見事に花を咲かせたのです。なんだか嬉しくなります。
稲の花 047s
イネの花はこのように咲きます。かすかに開いた中から雄しべが6本でています。この葯が開いて自家受粉するんです。しかし,この葯を顕微鏡で見るともう殆ど花粉はないんです。つまり葯は開花する前からもう花粉が出て受粉が終わっているようなのです。
晴れている朝に開花する場合,午前9時頃から開き始めます。この時間10分~20分と言います。そして写真のように葯が中から出て垂れ下がります。そして30分もすると穎(えい-外側の殻のこと)が閉じるのです。ですからイネの開花はたった1・2時間のドラマです。

本に開花の図があったので引用しておきます。(「稲作大百科 Ⅰ」から)
稲の花 057s
開花日が雨の場合は穎(えい)は開かないんだそうです。つまり閉じられた部屋の中で葯が開き,花粉が出てきて雌しべの柱頭について受粉するんですね。
稲の花 027s
イネの花
柱頭に付いた花粉は一斉に発芽して最初に胚珠にたどり着いた花粉管が受精するわけです。
やっぱり植物の受精は似ていますね。
イネ花粉 017s
穎(えい)の中の雄しべを取り出して顕微鏡で見てみました。葯の中に花粉がびっしり並んでいるのが分かりますね。
イネ花粉 014s
一方,花粉が出て,穎(えい)のとげなどにくっついている様子がよく分かりますね。

稲の花 069s

さて受精した後,すぐ子房は伸び始め,5・6日でもう米粒ができます。この米粒,最初の段階で長さを確保しておいてそして中をびっしり埋めていくような伸び方をしていくんです。ここにもイネの知恵がありますね。すごいです。やっぱりこんな地味なイネの花なのに,多くのイネ自身の知恵がやがておいしい米粒になっていくんですね。

そして45日で米は完熟するんだそうです。
すると今日咲いた花は,45日後の9月23日のお彼岸頃に完熟期を迎えることでしょう。
がんばれ。イネくん。

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