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なぜ栗駒山に-指定廃棄物最終処分場候補地問題-

深山嶽講演会 005s
マガン憩う栗駒の田んぼ

栗駒山は私が幼少から見てきたです。
年を経てさらに愛着が増し,年に何回も通っているです。
故郷のに癒され,故郷のを守りたいと人一倍感じています。
自然を守ることはそこに住む人の生活をも守ることだと思っています。


2/23今日。栗駒町ふるさと伝創館で宮城県から3カ所の指定廃棄物最終処分場候補地の一つになった栗駒町深山嶽地区の
「地形・地質学からみた栗駒山と深山嶽の災害特性」と題された講演が宮城豊彦氏によって行われました。


深山嶽講演会 029s
2/23講演会の様子

1/21に行われた宮城県市町村長会議でふって湧いた井上副環境相からの「寝耳に水」の指定廃棄物最終処分場候補地問題は,栗原市深山嶽地区,加美町,大和町の3カ所の中から選ぶという提案がなされました。

一体どういう基準で勝手に選んだのかとだれもが思いました。


まず,なぜこの3か所なのか。
環境省は「津波や地滑りなど自然災害の恐れがある地域と、東日本大震災前の5年間に年間50万人以上の来客があった観光地周辺を除外」するという前提で、「必要な面積2・5ヘクタールを確保できる仙台市など6市町の国・県有地17カ所から、(1)集落との距離(2)水源との距離(3)自然が残る度合い−−の3項目(10段階)で評価し、点数が高かった3市町の国有地各1カ所に絞り込んだ。」と選定の理由を説明しました。


県内17カ所の中で,年間50万人以上の来客を記録した例えば栗駒だと,いわかがみ平,沼倉,耕英地区は除外するという視点で候補地を絞っていったわけです。
また他の視点(1)集落との距離(2)水源との距離(3)自然が残る度合いという項目で10段階評価して,最終的には加美町,大和町の候補地は12点,栗駒嶽地区は11点と3カ所を指定廃棄物最終処分場候補地にしたわけです。

しかし,更に選定の基準となる「環境省の有識者会議資料」で宣言されている地域の安全性の確保は保障されているのだろうか。2008年の岩手・宮城内陸地震で決定的な打撃を受けた栗駒山が,地滑り,地震,火山噴火等の「自然災害を考慮して安全処分に万全を期すため,避けるべき地域に関する評価項目・評価基準に」本当に適切に合致しているのだろうかと明らかに疑問を持たざるを得ない判断です。

深山嶽講演会 043s
深山牧場西側に当たるこの地区が処分場となる候補地になった

今日の講演は栗駒嶽地区が候補地として選定される視点や判定基準が学術的にも候補地に合致しないということを明らかにするという意味もありました。

そして,地形学や地質学的にも100年も超える土地の安定性は確保できず,建設されれば施設自体が更に災害発生要因になりかねないという総括になりました。


当然と言えば当然です。
もともと候補地自体にあがることなど考えられないことでしたから。
多分こういったふって湧いた話で,加美町も大和町も迷惑しているし,新しく最終処分場問題が出ている茨城,栃木,群馬,千葉県でもあたふたしていると思われます。

深山牧場の夜s
空美しい深山牧場

最後に語った栗原佐藤市長の栗原の土地と人を守るという言葉がとても印象に残りました。
故郷を守ることは次世代に生きる人を守ることでもあるのです。


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