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曖昧なる作品解説-2013シーズンサクラフォトコンテスト準優秀賞-

桜2 062-2s
春の雪

今日は作品解説などをしてみます。

上の写真は2013シーズンサクラフォトコンテスト準優秀賞を受賞しました。デジタルカメラマガジンという雑誌に載っています。

私はコンテストには作品をあまり出しません。なんていうか恥ずかしいのです。
でも好きなサクラは昨年から,好きな栗駒山も今年から出しています。もう一つ,地元の伊豆沼・内沼フォトコンテストにはもう4回ほど出しています。好きなものだったら出してみようかなと思ったのです。

好きなサクラの写真で賞をもらうことはとても嬉しいし,自分のやっていることが認められたようで励みにもなります。

好きなサクラですから何回も何回も通うことはもちろんですが,やはりいい色は朝の日の出のファーストライト,夕方の色,天候の変わるときの色は見逃せません。上の写真は日の出の時刻6:00です。

次に構図です。いろいろな考え方があります。好みもあるでしょう。しかしいい写真はすっと目に入ってくるでしょう。画面が安定しているんですね。邪魔なものが入っていないということでもあります。画面はあくまで横を基本としながらもどうしてもというときには縦でもいいでしょう。この写真はノートリですが,時にトリミングも必要なことです。主題がはっきりして画面がすんなりと自分に入ってきます。

次に絞りです。なるべく絞り込むことが大切だと思っています。この写真はF11です。雷のように薄暗くなったのですが,そのままの絞りでシャッター速度を極端に落として1/20まで落としました。すると結果的に雪が線状に流れて降る雪の激しさを印象づけられる仕上げになったのです。
よくぼかしの効いた写真を見ます。俳句のようだと思います。わざとクローズアップにしてぼかして切り取るという花の写真は良くありますね。マクロになじんだ俳句のような手法に思えます。風景写真でそれは禁じ手かもと私自身はこの頃思っています。オーソン・ウェルズの「市民ケーン」のラストのような深く奥まで切り込んだシャープさが必要なんだと心がけていますが難しいことです。


普段コントラストは弱めにしています。強く潰れてしまわないようにしてレタッチします。よくとる対象をはっきり出すためにコントラストを強めにしている方もいるかもしれませんが,私の場合は後で調子を整えることを考えているからです。サクラだけが目立つのではなく,背景や周囲とのバランスを考えてサクラの存在を周囲の風景から浮かび上がるようにしたいです。

サクラが私たちに何を語りかけているかは分かりません。しかし私たちがゼロになり,サクラに語りかけることでサクラは私たちの中にその存在を現わし始めます。するとそれに呼応してまたもう一人の私が答えます。そうして会話が少しずつずれ込みながらも見つめ合うことを保証に,成り立っていきます。

豊穣なる沈黙。
自然が私たちに贈ってくれるものです。
それを素直に受け取りたいと思います。


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