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長沼花火-迎え火-

花火コンポs
昨夜は長沼花火がありました。

夕方,それぞれの家の門口でわらが焚かれ,先祖の霊を迎え入れていました。
そしてご先祖さん達と一緒に長沼の花火を見ました。

お盆,季節の変わり目のお彼岸,農作業が始まる春,稲虫が出た時,病人が出た時いろんな時に,人々は神様を迎え入れてきました。そしていらっしゃる神様を迎えにも行ったのでした。
またいらっしゃる先祖を迷わないようにと提灯を屋根よりも高く掲げる習わしもあります。または少し高くなっている門口で迎え火を焚いて迎え入れたのでした。

ナイヤガラ-2s
ナイヤガラ 今年は109mということでした。

仏教では33回忌が済むと後は神様になると言われているそうで,私たちにとっては先祖の霊も神様も,豊作や幸せ,健康をもたらしてくれるので大切にお迎えしてその効力を長く保たせたいと思うのは当たり前の気持ちだと思います。

地方によっては,家の主人が背負子を背負い,に入ります。道をとぼとぼと歩いているとふと背中にずっしりと感じたり背筋に何か感じたら神様や先祖が乗っかったということで,来た道を引き返しそのまま家に迎え入れると言います。また人の感じる力では正しく迎え入れられないということで,馬を連れてには入り,途中で馬の表情や反応が変わったら神様が乗り移ったと判断して家に引き返して神様や先祖を迎え入れたと言います。

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夕焼けが川に映る

しかし,いつも良い神だけがやってくるとは限りません。一緒に付いてくるのが貧乏神だったりもするわけです。
そこでちょっと困る神様を戸口で追い返しでもしたら祟られます。優しく迎え入れ歓迎し,ごちそうし,まずはやわやわと帰っていただくようにもてなしたと言います。つまり私たちには良い神が来たのか,困らせる神が来たのか分かりませんから,まず一旦迎え入れるのです。そして良い神は長く居着いてもらうように歓待したのでした。

実は魂も同じように迎え入れます。
田の神はから水に沿って川伝いに下りてきます。それを迎え入れるようにまず処女たちがに行きます。そしてごもりをしたり,釜で飯を炊いたり,手をつないで踊りを踊ったり(念仏踊り)して,神様や魂が付いた咲いたばかりの躑躅の枝を髪に挿して山を下りてくるのです。五月女(さおとめ)の由来ですね。処女であることで神様を受け入れる容器ともなり,またそうなることで自我の自立も叶うわけです。

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ハスの花に火が灯る

盆踊りはこの地面を踏むという念仏踊りが起源と言われているようです。生きた者も死んだ者も等しく手をつなぎ神の祝詞を唱えながら悪霊が上がってこないように地面を踏みしめて退散させる技です。

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台風で倒れてしまったヒマワリ畑のヒマワリ

柳田國男は太平洋戦争末期東京大空襲をかいくぐりながら,行くべき日本の未来を考え,日本の国の為に死んだ貴い幾多の魂を国民で等しく分け合い,安らかに眠らんことを「先祖の話」の中で提案しました。
現在靖国神社には、幕末の嘉永6年(1853)以降、明治維新、戊辰の役(戦争)、西南の役(戦争)、日清戦争、日露戦争、満洲事変、支那事変、大東亜戦争などの国難に際して、ひたすら「国安かれ」の一念のもと、国を守るために尊い生命を捧げられた246万6千余柱の方々の神霊が、身分や勲功、男女の別なく、すべて祖国に殉じられた尊い神霊(靖国の大神)として斉しくお祀りされています。
靖国神社の紹介から 下線は私がつけました
柳田國男が提案したことは戦争を知らない世代には奇異に映るかもしれません。しかし,この国の安寧を祈る多くの思いが私たちにもあることは確かです。多くの犠牲の上に今私たちが生きていることは知っていてよいことだと思います。


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