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夕暮れの雲-ふしぎな感じの小説-

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夕暮れの雲 伊豆沼

今日も終わったという少しの安心感
今日も終わったという少しのさみしさ

今日の本
山へ行けないと,つい本棚から山の本を引き出してきて枕元に置いてしまいます。
日翳の山 ひなたの山 (平凡社ライブラリー)日翳の山 ひなたの山 (平凡社ライブラリー)
(2000/09)
上田 哲農

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わたしのは中公文庫1979版です。
この中に「岳妖」という話が出てきて,こわいんです。
「岳妖-本当にあった話である-」と副題までついています。東北の朝日岳での一月M一行という3人組が突然行方不明になって・・・。あとはお読み下さい。

世の中にはこわい話と不思議な話とがあるそうですが,その違いはなんだろうと考えてみると,想像の範囲の問題かなと思います。想像だにできないことがこわい話で,なんとか想像の範囲ぎりぎりがふしぎな話と考えてみました。わたしはただのホラーやスプラッタは苦手です。どちらかというと幻想系がよくてポーやピアスの「アウルクリーク橋の一事件」やコルターサル「続いている公園」泉鏡花等を読んで,はまってしまった方なのです。現在一生懸命これ系の小説などを東雅夫が集めて本にしていますが,この辺りのこわい,不思議はかなりその人のテイストの違いが表われるところで,ぴんと来るのもあれば来ないのもあってあたりはずれが大きいです。缶コーヒーの味と同じで微妙な違いです。一方わたしは向田邦子の「鮒」でもかなり来ます。芥川龍之介の最晩年の小説なんか読むと殆ど破綻していてぞくっと来ます。そんなテイストを求めて読んでいる部分があります。むしろ本だけじゃなくて写真でもそんなテイストを意識的に考えることもあるんです。

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あんまりあからさまじゃなくて不思議で妙なテイストが残る感じということでしょうか。



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