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置き換えること『重力と恩寵』

陰翳浮かび上がる白い羽

 わたしたちは,ことごとく「置き換える。」気持ちをことばに「置き換える」欲求を洋服に「置き換える」
考えを式に「置き換える」必然を真実に「置き換える」
 いつも置き換えてばかりいるので,自分が不安定になっている。その不安定な自分を,また置き換えているので「不安」になる。この「置き換え」は留まることを知らない。
それが「重力である」とシモーヌ・ヴェイユは考えたのだろうか。そこから自由になることはできない。しかし,そんな考え方を吟味することはできる。自らを剥ぎ取りながら苦しみを試練として,自由の道を切りひらこうとした。
 世界は溶け合っているのではない。厳然と分かたれているのだ。ハクチョウの白い羽は,暗黒の中で光り出す。

 今日の本
『重力と恩寵』シモーヌ・ヴェイユ ちくま学芸文庫
重力と恩寵―シモーヌ・ヴェイユ『カイエ』抄 (ちくま学芸文庫)重力と恩寵―シモーヌ・ヴェイユ『カイエ』抄 (ちくま学芸文庫)
(1995/12)
シモーヌ ヴェイユ

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