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『遠野物語』ができるまで『佐々木喜善』

仙台文学館『遠野物語』100年の記憶-佐々木喜善と仙台- 仙台文学館

 今日やっと行ってきました。ただ今,仙台文学館で『遠野物語』100年の記憶-佐々木喜善と仙台-展が開かれています。佐々木喜善,水野葉舟,宮沢賢治との関係は「ざしき童子で盛り上がった賢治,喜善,葉舟」でふれました。
 そこで今日は水野葉舟と佐々木喜善との関係にふれたいと思います。展示してある,柳田國男から佐々木喜善へ宛てた葉書がありました。日付は1909(明治42)年4月17日です。宛先の住所は「西大久保1の14 水野盬太郎氏方 佐々木繁喜 様」とありました。私が気付いたのは「水野盬太郎」という人物です。葉舟と喜善は同じ下宿で知り合ったと書かれています。
喜善と葉舟佐々木喜善(左)と水野葉舟(右)

しかし,わたしは住所の「水野盬太郎氏方」という部分が気になります。「水野葉舟」と「水野盬太郎」同じ姓です。二人が知り合ったのは同じ下宿だったといわれていますが,葉舟がすでに住んでいて,早稲田大学で友達になり,葉舟がぼくの下宿に来たら,と誘った可能性もあるのでは,と私は想像たくましくしました。
 その二人が知り合った時期が1906(明治39)年9月,喜善21才のときといわれています。
 二人は夜な夜な文学の話で盛り上がったはずです。そして喜善の語る遠野物語を葉舟は驚嘆の想いで聞き入ったでしょう。葉舟の強い推挙で喜善は1908(明治41)年,柳田國男の家を訪ねたのでした。遠野物語が世に出る1年半前のことでした。水野葉舟は佐々木喜善を世に紹介しました。そして,喜善の人生をも変えました。と同時に葉舟は柳田國男の人生をも変えたのだと私は思っています。

個展開催写真展始めました

今日から写真展「わたしのさんぽ道2009-うつろいゆくひかり-」を始めました。
 伊豆沼・内沼サンクチュアリーセンター新田館です。JR東北線新田駅の近くのサンクチュアリーセンターです。このプログに載せた写真から選んでプリントしました。こちらにいらっしゃる場合にはどうぞお立ち寄りください。

 今日の本
佐々木喜善『遠野のザシキワラシとオシラサマ』中公文庫
遠野のザシキワラシとオシラサマ (中公文庫BIBLIO)遠野のザシキワラシとオシラサマ (中公文庫BIBLIO)
(2007/07)
佐々木 喜善

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 佐々木喜善が精魂込めて調べたものです。柳田國男の「郷土研究」に載せたものを完成させたものです。
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