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湿原に居て

栗駒湿原 622-2gs
朝日が差して

普通だと夜明け前には風も静かになる山ですが,
叩きつけるような強風とあられのような雪が勢いを増して
夜明けを迎えた30日の朝でした。

しかし谷あいになっているこの湿原は
静かになる時間もありました。

うろうろと歩き回り
雪をかぶったミズバショウやリュウキンカの花にあいさつをしました。
辺りのブナ林をめぐり,雪の斜面に這い上がり
沢の水が中を空洞にした雪のトンネルにうずくまり
春の足音を聞きます。

むしろ私たちは資本主義の申し子ですから
早く,見逃さないように
簡単に,お得に自然を味わおうとします。
しかし,ゆっくりと,粘り強く
迷うほどの深い森で,汚くなって
感覚を全開にして
自然に向かい合うべき時代に生きているのではないでしょうか。

だから
一人で
孤独に
口を閉じて
歩きましょう。
自然が話しかける声を
素直に聞きましょう。

一年の半分
つまり6か月間雪に埋づもれていた
生命の春の声を
聞いてあげましょう。



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