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ホタル10分間の攻防

ホタル一匹の攻防2-2円囲みs
一か所の円の中の10分に注目してみた

そろそろピークかと思われた6/27。
後で振り返れば実際のピークになっていた6/27。
自動撮影でなんとかホタルの動きをつかむことはできないかと,ホタルがよく集まっている川辺の草むらにカメラをセットした。
そして後で草むらの一点(○印のところ)に着目してホタルの動きがどうなっているかを調べてみた。ここにいるホタルは1匹か2匹でかなり限定されてきます。

その円の中の光を追うことでホタルの動きが分かるのでは・・・と思ったのです。しかし30秒ずつ撮った一枚ですから光った順序などはあいまいです。
それでもコマを順番に見ていくと,強く光った後に,その光ったホタルが草伝いに移動し,その光を見つけたホタルが飛んでくるというなんですか,当たり前のことがちやんと行われていたことは分かりました。「光る-移動する-他のホタルが飛んでくる-光る-移動する-他のホタルが飛んでくる」というサイクルが繰り返されていたのです。「光る」は更に明るく丸く写っています。「移動する」は草に沿って縦に移動しているので真っ直ぐな線で写っています。「他のホタルが飛んでくる」は近づいて来る曲線のラインで分かります。

9日目のホタル 217-2s
出会ったホタル

このことを「東京で育つホタル」というサイトでは次のように説明しています。
草むらで強く光るメスを見つけると近づいていきます。1~2mほど近づくと、ゆっくりとした飛び方になりそのままメスから約50cmのところに止まります。そして、そこからメスのところまで歩いていき交尾が始まります。しかし、中には交尾をせずにメスから10cmくらいに近づいたところで飛び立ってしまうオスもいます。このオスは、再び川の上を飛び回りメスを探します。川筋の数カ所ではメスが3~4匹まとまって葉陰に止まっており、そこに数匹のオスが群がって小さなコロニーを形成している場合もあります。交尾は夜が明けても続けられ、日の当たらない葉陰などに移動します。交尾の時間は、15時間前後です。


交尾していないメスは葉の上など目立つ場所で光ります。一方交尾を終えたメスは葉の裏などで休んでいたり,歩き回ったりしているそうです。実際今年の観察で流れの上に被さるようにクルミの葉にはメスがいる確率が高いことが分かりました。

普通,メスはオスよりも10日遅れで発生するそうですが,私の観察ではこのように直線的に飛び回り,特に上流から下流へ飛ぶのはピーク前半で,下流から上流に遡るのはピーク後半に多いような気もします。特にピーク後半の下流から上流にゆっくりと遡り,水面近くを行くホタルはメスが産卵場所を求めるような行動であることも読んではいましたが,今年納得できました。

プール 350-2gs
夜中にひっそりと上流に単独で飛ぶメス。産卵場所を探しているのでしょう。

これからは産卵場所と卵を探すことになります。
今年はうまく行くでしょうか。これもめやすとしては「東京で育つホタル」というサイトの言葉があります。引用させていただきます。
産卵中の発光は、約1秒間隔です。この発光が信号になるのか、間もなくすると別のメスもやってきて、産卵を開始します。産卵場所までは明滅せずに弱くしかも非常に速いサイクルで光り続けています。(この明滅は、オスが交尾のためにメスに近づく時にも見られます。)
産卵は夜11時頃から始まります。産卵するメスは、コケの上で少しずつゆっくりと移動しながら尾端を内側にまげてコケの間に入れます。そして尾端から出した産卵管を自在に動かしながらコケの間に卵を産み付けていきます。産卵は夜明けまで続けられますが、午前5時頃になるとその場を飛び立つメスが目立ち始めます。しかし、雨や曇りの薄暗い日には、午前8時をすぎてもまだ産卵しているメスもいます。ほとんどは正午には飛び立っていなくなりますが、中には1日そこでじっとしているものもいます。一匹のメスが生む卵の数は、500~1000個くらいです。一匹ずつメスを隔離して産卵させ、孵化した幼虫を数えたところ平均800匹でしたので、おそらくこのくらいでしょう。この産卵数は、他の昆虫類にくらべても多い方であると言えます。一般的に、不安定、不確実な環境に棲む昆虫は、産卵能力が高いのが通例です。メスはこの数の卵を一夜にして産む訳ではありません。2~3日かけて産卵します。前夜と同じ場所にくるメスもいれば、他の場所で産卵するメスもいます。
西日本では集団で産卵する場合が多いらしく,見つけやすさもあります。しかし,殆ど北限に近いような東北地方ではどうなのかは分かりません。



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