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標識の構造-転轍機の働く仕組み-

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転轍器を動かすレバー

先日の記事で「転轍器(てんてつき)」のことを取り上げました。「転轍器」は,現在「分岐器」とも言われ,つまり線路を分岐させて,車両の進行を変えさせるポイントのことで,現在はコンピュータで制御されて電力で動いているのでしょう。
そして,上の写真を載せて転轍器のレバーですと説明しましたが,実際どう動いているのだろうと疑問を持ちました。
そこで,栗原電鉄の若柳駅が現在でも残されているので,見てみることにしました。 

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転轍器はワイヤーでポイント制御していた

写真を見ると,転轍器のレバーを動かすことでワイヤーが巻かれたりして実際のポイントを制御して線路を動かしていたことが分かります。ワイヤーが線路上にずっと伸びていました。そしてポイントでまとめられていました。

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駅のホームから下を見ると,そのワイヤーを伸ばしたり,巻いたりする滑車が見えます。

くりでんとドラゴンレール 107-2s
転轍器にワイヤーが噛み合うことで線路を動かしていたのです。
同時に定位置の青か,黄かと,方向も切り替わっていたのでしょう。ワイヤー一本で離れている数カ所のポイントを上手にコントロールしていたのです。なるほどという仕組みですね。

ところがすごいと思ったそれだけでは話が終わらなかったのです。
次の写真を見て下さい。
ワイヤーはまだ先へ伸びていました。そのワイヤーを辿ってみたら・・・。

くりでんとドラゴンレール 124s
このように伸びていてなにやら丸い重りの付いたものでストップしていました。
何でしょう。そう,信号機だったのです。
これです。
これを見ると,宮沢賢治の「シグナルとシグナレス」を思い出します。腕木式信号機ですね。

くりでんとドラゴンレール 121s
腕木式信号機

鉄道の信号機の説明を見てみましょう。「手動での信号リバー操作に連動して動作する腕木式信号機が用いられたが、日本国内で現存するものはわずかであり、ほとんどが色灯式信号機に移行している。」

くりでんとドラゴンレール 170s
転轍機のレバーを動かすことで,転轍機標識が動き,ポイントが変わり,同時に信号機もシンクロで変わるという,この絶妙なプレーがワイヤー一本でなされていたという事実。やっぱりすごいと思います。




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