FC2ブログ

奥の細道を往く-最上川-

リゾートみのり 362-2tr-2s
奥の細道を往く

陸羽西線 高屋駅

鉄道で往く奥の細道シリーズとでも銘打ってシリーズものをしたいとも思いますが,時間があればの話です。

松尾芭蕉がここ最上川を舟で下りていったのが旧暦の6月3日と言いますから,今のカレンダーで見ると7月6日の七夕辺りということになるでしょう。
「五月雨を集めて涼し最上川」と詠い,すぐ「五月雨を集めて早し最上川」と仕上げたのだそうです。梅雨の季節の雨を集めて稲舟に乗れば「涼し」よりも「早し」と詠んだ方がスピードに乗る舟のスリリングな進み方が出ますね。地の文では「水みなぎって舟あやうし」とありますからスリリングな舟下りを表現するためにも「早し」の方が正解でしょう。この写真辺りが最も川の両側に山が迫り,行く手を阻む難所だったでしょう。写真左端に仙人堂があり,渡し船が係留されています。
芭蕉自身はというと,かなり上流の新庄の近くの本合海という所で乗船し,清川という所で舟を下りたのでした。

写真はそうした山あいの険しさを出すためにアンダーで数段階に撮り分け,その中からイメージに合う二枚を露出合成して影の部分を更に強くしてみました。深山渓谷の幽かさや妖しさの中を白い車体のキハ110が小さく映えます。広がりを出すためにパノラマのように上下をトリミングしました。

この写真もあんまり人受けはしないでしょうが,自分としてはこの場所の雰囲気が伝えられるイメージに合った一枚となりました。



にほんブログ村

にほんブログ村

にほんブログ村
関連記事