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9月のさんぽ道

さんぽ道 154-2s
イソシギ  内沼

このイソシギは羽にある白い模様からして成鳥なのでしょうか。教えて下さい。

さんぽ道も 9月に入りました。
昼間は,季節の底にある暑さが身体にこたえますが,夜の涼しい空気に眠りやすさを感じるようになりました。7日は白露です。

9月になりますとまず伊豆沼で話題に上がるのは「ガンはいつ渡ってくるか」ということです。

伊豆沼に渡ってきたマガンの初見日
昨年2015年は9月19日
2014年は9月13日朝6時確認

2013年.9月22日     
2012年9月20日
2011年9月22日
2010年9月23日
2009年9月17日
2008年9月21日
2007年9月20日
2006年9月21日
2005年9月22日
2004年9月   15日

11年間を平均すると19.63で20日を切ったということになります。

そして今年2016年は・・・?

私も何回か初見に挑戦しましたが,難しいものです。というのも残留組のマガンがよく鳴くし,飛んだりもしますから勘違いしてしまうのです。


さんぽ道 193-2s
イソシギ

しかしこの5・6年伊豆沼で昆虫採集をしている子どもや家族を殆ど見なくなりましたね。
子どもが行くところはショッピングセンターやゲームセンター,家でゲームになってしまったんだなあとさみしく思います。自然の中で何かを見つけたりする楽しみを知ってほしいとも感じます。数年前カラタチの枝に着いたアゲハの幼虫を子どもに見せましたが,間近で見ても枝とアゲハの幼虫が識別できないのです。近くの友達が「ほら」と指差して初めて分かってびっくりして後ずさりするのです。その子は生まれて初めてアゲハの幼虫とは何かを認識したのでした。

さんぽ道 002-2s
いつものさんぽ道

自然を荒らしてはいけない,生き物は大切にしなさい,そんなルールばかりが横行して近寄ることが面倒になっています。自然と関わりながら関わり方のルールを学ぶはずなのに関わってもいないのにルールだけは守れでは誰もこわがって近寄らなくなると思います。
例えば珍鳥が伊豆沼に現われたとします。たちまち珍鳥のニュースは広がって行きます。たくさんの人が訪れます。田んぼが荒らされたと苦情を言う農家の人,場所取りで見る人同士で諍いが起きることもあるでしょう。挙げ句の果てにはパトカーまで来てしまうこともあるかもしれません。ここで大切なことはやはり相手のことを考えた行動でしょう。相手とは珍鳥でもあり,隣で双眼鏡を覗いている人に対してでもです。その場に居合わせて不快を感じたら「やはりああいうことはしたくないな」と人は学習するものです。
マガンが水面にいるのに車のライトをビームにしてマガンを確かめることはどうでしょうか。相手のことをよく考えたら,人は自分のやっていることを客観的に考えられるものです。

私のブログのホタルの個体の写真を見て下さい。ホタルの撮影で,どうしても個体を撮る場合,私は接写用のリングストロボを使うことがあります。正直なところ心にやましさを感じることがあります。しかしある程度の光を当てないと観察できないこともあるのです。自然の生き物にストロボを使ってはいけないと知っていますが,使うこともあるのです。リングストロボは予め弱い赤系のライトが点いています。その弱い光で出来るだけ早くピント合せを行います。ホタルにストレスがかからないようにすぐ目にピントを合わせて,撮影します。ホタルを観察するのに,真っ暗な中で明かりは使うな,ただ見るだけだと言われても,より深い観察や調査はできないでしょう。チョウやトンボをつかまえてみて初めてより確かな観察ができるのに,子どもには「かわいそうだからだめだ」とは言えないし,遠くから見るだけで相手のことをすべて理解せよとも言えません。

このあたりは観察自体が相手に近づくことから始まるので動物の場合はゼロストレスで済ませられることはないのです。観察自体がリスキーな部分からスタートするのです。できるだけ相手には最小限のストレスをかけるだけで観察しましょうということです。こちらが配慮してあげることが前提となります。それは人の世界のマナーと同じ事でしょう。



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