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伊豆沼朝景-マガンの飛びたちの5分間と電車-

ガンは日の出とともに一斉に飛び立ちます。
現在11万羽を超える伊豆沼のマガンの飛びたちは轟音とともに大地を揺るがして飛び立ちます。
この朝の飛びたちを見て,人生観が変わったという人もいます。その圧倒的な迫力がここ伊豆沼では見ることができます。

マガンと電車後半-2gs
ガンの朝の飛びたちと電車

さて私は今年鉄道写真に目覚め,伊豆沼と鉄道を組み合わせることはできないかと思っていました。
ガンが飛び立ったときに電車が来ればいいのです。電車の通過時刻とマガンの飛びたちのタイミングさえ合えば簡単と思っているうちに2年間過ぎてしまいました。電車とマガンの飛び立ちのピークが合うというのはすごく難しいことに気付きました。電車が来たときにはマガンは通り過ぎていたり,まだ飛び立たなかったりとイライラする毎日が続いていました。


そして,今朝,かねてより考えていた方法にチャレンジしてみました。
マガンの飛びたちを連続で撮り,電車が来た画像と合成させれば可能だということです。一枚撮りがかなり難しいのですから次の作戦というわけです。
で,作ったのが上の画像です。

写真のマガンは,朝6:46から6:51までの5分間に通過したマガンの群れを一回だけ画面に入れるという撮り方をしました。ですからこの5分間にこれだけのマガンがこの場所を通過して行ったということになります。これだけでも画面一杯です。このようにマガンの飛びたちが朝の時間延々と続くのです。このように群れ一つに付き一枚として,画像を12枚重ねました。

ところが画像処理上難しい点がありました。
ただ露出合成してもうまくいかないのです。一枚目の画像のマガンを強調すると次の画像のマガンが消えてしまったり薄くなってしまったりするのです。合成する上での画像の明るさのバランスが微妙なのです。
したがって最後には「比較暗合成」をして,一枚の画像にまとめ,そして電車の画像を合成させることで,何とか見られるようになりました。

最後に「これはつくった写真ではないか」と思われるでしょう。「自然じゃないよ」と言う方もいるでしょう。
なんでもかんでも強調すればいい,数が多ければいいというもんじゃないと言うことも確かです。しかし一枚の写真では時間経過というものが写し切れないのです。マガンが上空を5分間にこれだけ通過した事実は変わりません。それを重複を避けて写真を抽出して意図的に一枚の中に記録したものがこの写真の意味です。動画だったら何の苦労もありません。自分のマガンの飛び立ちに対するイメージを一枚に仕立てた作品だと見ていただければ幸いです。


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