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さくらの系譜2017 その五-たたずまい-

20日の桜 116-2-1gs
いでたち

「いでたち」と言うのか,姿かたちと言うのか,たたずまいと言うのか
そんな思いをいだかせる桜があります。
重くもたもたした感じのするソメイヨシノとは違い,エドヒガンは楚々としたたたずまいを感じる点で素晴らしいと感じたりします。宮澤賢治はソメイヨシノをカエルの卵のようだと言って,顔をしかめたそうですが,確かにそう見えなくもないですね。ソメイヨシノは花の中心の赤に生々しいエネルギーを感じてしまうからかもしれません。一方,ヤマザクラはその赤が葉の方に移っていき,葉そのものが赤味を帯びています。写真の桜はエドヒガンですが,この桜に行く途中にオオシマザクラが咲いています。オオシマザクラはヤマザクラと同じく,展葉と同時に花が咲きますが,葉の緑がすがすがしいです。かすれた早春の景色の中にオオシマザクラの真っ白な花と緑の葉の組み合わせは実に気持ちを清明にしてくれます。エネルギーは内に秘められることでたたずまいに深みが増すというのでしょうか。かつて,川は浅いほど川面は波打つ。深いほど,川の表面は鏡のようになめらかになる。と言った人がいましした。内に籠るほど表面から少しずつ滲み出るようになる。その滲み出してくる様子がいでたちに表われてくる。また,たたずまいと言ったりしているようです。
写真の桜は今日明日にも満開を迎えるでしょう。


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