夜の写真の撮り方

月曜十六夜の月 138-2s
一枚撮りの魅力 3分37秒

この写真は一枚撮り3分37秒です。ISOは200。絞りはF8,SSは217秒となります。

今日は,夜の写真を撮る場合に,どんな撮り方をしたらよいのか考えてみます。
と言うのも夜のシーンを撮る場合に,今日のような一枚撮りの長時間露光なのか,それとも比較明合成にするか,どう使い分けたらよいのかということを比較してみたいのです。あまりに比較明合成だけに頼ると表現が形式的になってしまうことになると思います。このことに気付くことは大切なことのように感じます。一枚撮りの良さと比較明合成の良さを注意深く使い分けることで夜のシーンの表現が豊かになります。

画面左の地平線沿いの街灯りで明るくなった景色は217秒間で蓄積された光によってしか表現されないものです。この写真の場合はずばり長時間露光の一枚撮りで撮ったことが「正解」だったと思うのです。この写真を比較明合成でつなげると街明かりはこのようにふくらんで豊かには表現できないのです。また,この写真を比較明合成で撮った場合に,月の動きのラインが歪んでくるのです。このように考えると一枚撮りと比較明合成の長所や短所が明らかになっていきます。十分な計算とテストで一枚撮りの方が豊かな階調を残す写真になる可能性があります。しかし,それもある程度までと限定付きで,言えることです。強い光が画面上にあるときなどは特に気を付けなくてはいけないでしょう。そしてどの程度の時間なのかも決定的な要素となるでしょう。

結果としては長時間露光の一枚撮りが基本と考え,うまくいかない要素があったら比較明合成,露出合成と考えていく方法がいいのかもしれません。その点では昔のやり方が基本なのでしょう。昔はみんな長時間露光一枚撮りしかなかったのですから。基本に立ち戻りながら表現の豊かさを追究する努力を重ねたいものです。


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