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落下する月『さようなら』

落下する月
落下する月
落下する月2月齢5の月が沈む1時間前

 読み聞かせのCさんがこの詩を教えてくれた。

さようなら

ぼくもういかなきゃなんない
すぐいかなきゃなんない
どこへいくのかわからないけど
さくらなみきのしたをとおって
おおどおりをしんごうでわたって
いつもながめてるやまをめじるしに
ひとりでいかなきゃなんない
どうしてなのかしらないけど
おかあさんごめんなさい
おとうさんにやさしくしてあげて
ぼくすききらいいわずになんでもたべる
ほんもいまよりたくさんよむとおもう
よるになったらほしをみる
ひるはいろんなひととはなしをする
そしてきっといちばんすきなものをみつける
みつけたらたいせつにしてしぬまでいきる
だからとおくにいてもさびしくないよ
ぼくもういかなきゃなんない

(詩集『はだか』谷川俊太郎より)

みつけたらたいせつにしてしぬまでいきる
下から3行目のこのことば。「みつけたらたいせつにしてしぬまでいきる」が,気になって仕方がない。
普通だとこうなるだろう。
みつけたら〈しぬまで〉たいせつにしていきる
「しぬまでいきる」という子供らしい表現に載せて,谷川がこのことばに載せたメッセージはやっぱ辛辣というのかな。

今日の本
『はだか』谷川俊太郎
はだか―谷川俊太郎詩集はだか―谷川俊太郎詩集
(1988/07)
谷川 俊太郎

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