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31日間毎日雨-この夏に読んだ本-

日曜 224-2gs
流し撮り 東北本線 石越-新田

こちら宮城では31日間毎日雨が降るという記録となりました。明日も雨が降るそうですから32日間の雨降り記録を樹立するということになります。あまりよい記録ではありません。

さて,8月16日に出発した四季島は北上線を通過。湯沢で西馬音(にしもない)盆踊りを見て車内泊だつたそうです。
そして2日目には八戸から「TOHOKU EMOTION」を貸し切り,陸羽東線に戻り,鳴子温泉に浸かり,最終日は平泉だったようです。今度は紅葉の頃や冬の雪景色などのツアーもありますから楽しみにしましょう。

月曜朝 066-2s
流し撮り 東北本線 新田-梅ヶ沢

今年の夏改めて読んで良かったものを紹介します。すごく偏った読書ですが,まず登米市博物館で行われている「坂上田村麻呂伝説」展関係では,何と言っても阿部幹男「東北の田村語り」(三弥井書店)でした。
東北の田村語り
阿部幹男「東北の田村語り」(三弥井書店)2004

物語というものは語られ続けながらどのように変化(へんげ)していくのでしょうか,と問えば,東北での田村麻呂伝説は第一級のテキストになるでしょう。現代に残された伝説のダイナミズムを一つ一つひも解いていく知の推理が展開していきます。痛快この上ない著作です。これを読んでまた内藤正敏の本に戻ります。
内藤正敏鬼と修験
内藤正敏「鬼と修験のフォークロア」の中の「鬼の物語になった古代東北侵略」が「田村三代記」と「田村の草子」の比較を解説しています。

そのうちに一つ一つのポイントをまとめることはあるでしょうが,共通した基盤があり,田村麻呂が「鬼」を退治して「征夷」を成し遂げること,東北にあった「産金」と鬼を埋めた場所,阿弥陀信仰と観音信仰,白山神社,聖(ひじり)や唱導師としての盲法師と巫女が複雑に絡み合っているのです。これらが東北の「田村三代記」と京都の「田村の草子」との比較で浮かび上がって来ます。
この田村麻呂伝説を切り口とした研究は東北という奥深い地層に埋もれている金の鉱脈を再び見いだす作業となるでしょう。

日曜 102-gs
遠くから 東北本線 瀬峰-田尻

次に気になるのは探検の歴史です。フンボルトの南米への旅にはいつも立ち戻るおもしろさがあります。私がフンボルトで読んだのは「17・18世紀大旅行記叢書 〈第2期 9.10.11巻〉」でした。そしておもしろくて,次にピエール・ガスカール『探検博物学者フンボルト』 沖田吉穂訳、白水社 1989年を読みました。そして今アンドレア・ウルフの「フンボルトの冒険」を読みました。
フンボルトの冒険
アンドレア・ウルフの「フンボルトの冒険」

19世紀のこの時代は実に魅力的です。
ゲーテ,画家のフリードリヒ,フンボルトなどの数々の探検家と自然科学,哲学,音楽と目白押しです。この時代の雰囲気に浸りたいものです。

月曜朝 059-s
朝霞の中へ 東北本線 梅ヶ沢駅

とにかく晴れることを祈っている毎日です。


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