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名月を走る

中秋の名月 145-2gs
名月を走る

夜の鉄道写真の分野は「夜鉄」と呼ばれていますね。
実際この分野の写真は,とても困難な被写体を撮る分野に入るでしょう。なにせ夜の真っ暗な状態で鉄道の魅力を引き出すことは工夫なくしてはできないことです。そこで私は見た状態をどう再現できるのかという視点で合成を使うことがあります。背景の景色をとっておき,電車の通過を別コマで撮り,カメラ内合成を行うわけです。今日の写真もそのような方法で仕立てたものです。

合成すると電車の窓の明かりが浮き上がってきて夜の景色の背景に溶け込みます。しかし溶け込みすぎる嫌いがあり,電車の車体の存在感が失われてしまいますから,車体部分だけをマスキングして電車の輪郭に黒みを加えるのです。すると車体の存在感が出て来ます。実はもっと背景の景色を明るく撮りたいのですが,仕上げた際に電車の存在感が大きく失われるので背景はアンダーに撮ります。調整を行って仕上げます。

ただこのような合成自体が鉄道写真としてどの程度の妥当性があるのか。また作品としての信頼性が保たれるのかという問題があります。認知度が低いというか,合成に虚偽性を感じる人も多いのではないかと思われます。すると判断する人間の考え方や見方が如実に作品の評価に関わってきます。
私自身が作ってきたこれらの写真は見る人の反応からすると,おおむね好意的には受け入れられ,プロの写真家にも認められ始めています。しかし,現実は大きく評価は分かれたままということも実感しています。
しかし,やり始めたこと。これはなんとしても納得できるまでやり遂げたいと思っています。夜が好きで,星が好きで,鉄道が好きという着陸点が一枚の夜の鉄道写真として認められることを願いながら・・・。



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