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賢治全集の到達点と今後の展開『生きるかなしみ』

カシオペア寝台特急カシオペア通過-北へ-
にわか雨の漁通り雨の中の漁

 「賢治全集の到達点と今後の展開」というのが,今度の春季セミナーのテーマです。セミナーの期日は「5/22(土)14:00~ 宮沢賢治イーハトーブ館」となっており,翌23日(日)は,米里人首町,五輪峠の見学となっています。おもしろそうなんですが,わたしは当日はもう予定が入っており,すごく残念です。

 ところで,賢治全集は作品そのものの変遷からして重層的で,まれに見る複雑さを持っています。テキストとしての読みもさることながら,時系列や使用した原稿用紙や紙質,インクの種類まで照合させていく精密な校正作業は,他の全集にはない魅力も持っています。まさに一人の宮沢賢治という人物の作品成立過程の『考古学(アルケオロジー)』という学問が併行して成立しているのです。
 宮沢賢治がこれほどに魅力的であるのは,彼の生きた人生の深さが忠実に記録され,その記録が作品に密接に反映されているからでしょう。つまり一人の人間が物語や作品を生むということはどういうことなのかという生きている標本を見ることができるわけです。
今日の本
山田太一編『生きるかなしみ
生きるかなしみ (ちくま文庫)生きるかなしみ (ちくま文庫)
(1995/01)
山田 太一

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この本は山田太一が編んだものです。特に戦争について書かれた作品がなんとも切なくて忘れられません。

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