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ハクちゃんは元気です

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ハクちゃんは元気です

昨年の9/2から8回連載した「一羽のハクチョウに出会って」シリーズを憶えておいででしょうか。
伊豆沼内沼周辺の怪我をしたハクチョウを取り上げて調査もしながら特に懸案だった伊豆沼獅子ヶ鼻の電柱の撤去までこぎつけた話でした。伊豆沼獅子ヶ鼻で飛び立つときに電線に接触して羽を痛めるハクチョウがいると話題に上がったのは随分前のことでした。東日本大震災後に通行止めになり、復旧したのはいいですがかなり土盛りして土手が高くなったのです。従って電柱の電線と道路の高さが近づいてしまったのでした。

その関連の記事は「バードストライクをクリアする」で紹介しました。興味のある方はご覧下さい。

現在では電柱が撤去されハクチョウやガンにとっても飛び立ちやすい、塒入りしやすい環境が出来ています。英断に踏み切った東北電力の環境に対する配慮の高さに感謝しています。

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ハクチョウのハクちゃんも何らかの接触衝突事故で羽の基の部分から折れてしまったハクチョウでした。私が知る限りではしばらく内沼にいて、伊豆沼に移動し、そして現在の場所に移動してきました。実は現在そこから出られない状態です。治水管理で水門に阻まれて移動できなくなって小さな河川に孤立している状態なのです。今回ハクちゃんの発見を機会に地域周辺の怪我をしているハクチョウ達を調べてみました。そして様々なことが分かってきました。少なくても怪我をして渡りができなくなったハクチョウが随所に30羽弱います。彼らはグループをつくり協力し合いながら生きています。

そんなハクちゃんのたくましい生き様を紹介してから半年が経ちました。記事にはしませんでしたが、私はずっとハクちゃんを見守ってきました。そして現在も元気です。

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ここ六ヶ月間もいろんなドラマがありました。
孤立しているハクちゃんに同じ怪我した若いハクチョウが連れ添い始めました。早く去っていくハクチョウもいれば長期間連れ添っているハクチョウもいます。
そして今シーズン渡ってきたハクチョウの親子が一緒にいた時期もありました。ある時にはハクちゃんの周りに2、30羽のハクチョウ達がいた時期もありました。それらのファミリーは先日北へ帰って行きました。そしてとうとうハクちゃんはまた残りました。どんな気持ちで仲間を見送ったのかと思います。

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菜の花が咲くまでは食べ物が極めて少ない状態は続きます。今後も見守りながら春が迎えられるようにさせたいと思います。
ハクちゃんは元気です。

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