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伊豆沼で見られなくなったチョウ

スミナガシおっと,スミナガシ

ふとチョウのことを書いてみたくなりました。
伊豆沼でスミナガシを見つけてもう10年以上経ちます。沿岸部ではよく見るアオスジアゲハやスミナガシですが,伊豆沼でシックに黒く光るスミナガシを見た時には全身が凍り付くような感動に包まれました。捕虫網を持つ手が震えました。タテハチョウの仲間は大きめで見栄えがよく敏捷に飛ぶ速さや力強さは格別ですね。
しかしそれ以来伊豆沼でスミナガシを見ていないのでいなくなってしまったのかもしれません。思い返すと10年単位で山の植生は変わるし,それにつれて伊豆沼で見られるチョウも随分変わりました。
例えばウラギンスジヒョウモンチョウもこの頃全く見ませんね。そこで丁度私がスミナガシに出会っていた平成7年の高橋雄一氏の「伊豆沼・内沼および周辺地域の昆虫」を見てみました。するとチョウ目は7科58種が報告されていました。

ヒオドシヒオドシ

その内容はセセリチョウ科7種,アゲハチョウ科5種,シロチョウ科6種,シジミチョウ科11種,タテハチョウ科20種,テングチョウ科1種,ジャノメチョウ科8種となっている。
実はこの中のタテハチョウ科の中にスミナガシはなかったのです。
ちなみに伊豆沼で見られたタテハチョウ科の20種を以下に掲げてみます。
ウラギンスジヒョウモン,オオウラギンスジヒョウモン,ミドリヒョウモン,ウラギンヒョウモン,メスグロヒョウモン,イチモンジ,アサマイチモンジ,コミスジ,ミスジ,ホシミスジ(これは珍しい),オオミスジ,キタテハ,ルリタテハ,ヒオドシ,クジャクチョウ,アカタテハ,ヒメアカタテハ,ゴマダラチョウ,コムラサキ,オオムラサキの20種です。

日曜6.10 061-2sゴイシシジミ。そろそろゴイシシジミの出ている頃とササの葉の裏をひっくり返してみました。あらっ,雨を避けるように4羽のゴイシシジミを見つけました。葉の裏のアブラムシを食べていました。

日曜6.10 162-2sダイミョウセセリです。西日本では後翅の真ん中に白い斑がはっきりと浮かび上がるそうです。心なしか,うっすらと白く見えていますね。

こうして見るとチョウも生息状況が変化するとその影響が直撃されるものだと感じます。また環境の変化は周囲の民家の屋敷林や庭の植物等と深く関わってくるのです。どうも平成7年辺りを境にチョウを取り巻く環境が大きく変わったようです。一体何が原因なのでしょうか。今となっては予想することも難しいですね。

伊豆沼 439-2s
ウラナミアカシジミ


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