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2019桜が咲き始めました

山王の桜 020-2s
2015年撮影「山王の櫻」

宮城県登米市迫町北方にある「山王の櫻」
風格のあるごつごつした根回りと幹が年月を感じさせます。樹齢は600年とも800年とも言われています。この「山王の桜」は今から245年前の江戸時代の記録にも根回り二丈一尺という巨木の名木として出てきます。安永年間の「安永風土記」(1777)です。
昨日いつ咲きそうかを確かめに行ってみました。すると幹の部分が大きく朽ち果てて落ちていました。がっかりしました。確かにいつ崩れても不思議ではなかったのです。しかし改めて朽ち果てた姿を見て愕然としました。

以前に写した夜の写真を載せておきましょう。
山王の桜
満開の夜の星空

山王の桜 042-2gs
2017年(今年)4/16撮影

800年以上も生きたのだからよく頑張ったと思います。実は登米市石越昌學寺の「不老桜」も最近枯れました。

さて,風土記の中の「名木」の項に出てきた樹木一覧を作り直しました。載せます。

樹木名本数
134
槻(つき)けやき 37
 21
 34
 15
懸刀子(さいかち) 17
 39 
銀杏  3
  12
  9
  5
いたや  4
風土記に出てきた名木
仙台藩関係(岩手県胆澤郡,刈田郡・柴田・伊具・名取・加美・登米・遠田・本吉・桃生・牡鹿・栗原郡から)

ここで桜39本とあります。杉がダントツで多いのですが,次に桜なのです。これは桜が古木や大木としての注目度が高いことを示しています。250年以上前から桜は特別な樹木として愛好されていたのでしょう。風土記に載っている登米・栗原の名木と称された桜をここに改めて載せておきます。
櫻の名前場所現在の場所備考
輝井櫻 三迫有壁村  栗原市金成町有壁廻り三丈九尺
三迫有壁村栗原市金成町有壁芳慮社内
山王の櫻(山王社内)栗原郡佐沼郷北方村登米市迫町北方廻り二丈一尺
大同櫻栗原郡三迫鳥澤村栗原市栗駒鳥矢崎花ごと落ちる櫻
南殿の櫻(善光寺内)栗原郡高清水村栗原市高清水
南殿の櫻の近くに(善光寺内)栗原郡高清水村栗原市高清水
ご神木の櫻(権現社内)登米郡櫻場村登米市中田町枯れた
種蒔櫻(櫻澤屋敷内)本吉郡南方入谷村本吉郡南三陸町入谷

この他に,石巻市河南町北浦の「南殿の櫻」,本吉郡折立村(志津川町)若宮社内の「南殿の櫻」があり,10本となります。

これらの櫻を撮影したいと思っています。
今日の写真のすべては「山王の櫻」です。今から245年前の記録でも幹や根の廻りが二丈一尺とはすごいです。6m以上です。その山王の櫻も朽ちてしまいました。石越の昌學寺の不老桜のようにならないように若い芽を生かしておきたいです。石越の昌學寺の不老桜も風土記に載っていてもいいはずですが,書き出しメモも御用書出しも現存していないようです。


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