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2019サクラサク⑧-風とたわむれる-

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石越昌學寺 枝垂れ 「風とたわむれる」

ここ石越昌學寺には「不老」という400年を越える枝垂れがありました。樹齢400年 樹高18m 根周4mという大木で根もとから見上げると強いピンクの枝垂れが地面のまで届き,ピンクの花の天蓋の中に埋もれているような幸せな気持ちになりました。しかし残念ながら枯れてしまいました。ほんとうに惜しいことです。どこかに二世がいると聞いたこともありましたが・・・。

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14年前 「昌學寺の不老」2005,4,28

本当に美しい桜で,毎年ピンクの濃い花のつくる天蓋の下に立って見上げることを楽しみにしてきました。ただ年々花の勢いが衰え,新しい枝が伸びてこないことを心配していました。そしてまた何年か行けない年もありました。

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不老桜を見上げて  14年前 「昌學寺の不老桜」2005,4,28

これほどのしだれ桜はないと思っていました。ただ衰えた部分の幹は切られ,残っている幹から出た枝からこの花が天蓋をつくっていました。休みの日には夜にも行きました。夜の桜も撮りたいと何度も失敗しながら通いました。

平成19年4月25日(水)昌學寺桜 028-2s
夜の光に浮かぶ  12年前「昌學寺の不老桜」2007,4,25

風土記は「封内風土記」と呼ばれ1772年の安永元年に完成したので「安永風土記」とも呼ばれています。その頃は石越村は栗原郡に入っていました。不老桜は石越町の天然記念物にも指定されています。その時樹齢400年と言われましたから少なくても江戸時代始めの1614年まで遡ります。風土記に挙がっている時期は樹齢160年になっていた若い盛りのシダレザクラだったでしょう。

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はらはらと揺れる花  12年前 「昌學寺の不老桜」2007,4,25


様々な樹勢回復処置がなされたと思いますが回復はしませんでした。現在はこのような状態になっています。心配です。

ウメ電車 022-2s
2年前の不老桜


風土記の櫻を訪ね回っています。
もう250年前に名木として登録されているわけですから枯れてしまった櫻にも出会います。復活した櫻,クローンとして残された櫻,
枯れた所から芽が出て花がつき始めた櫻。そんな時空を超えた櫻のドラマに心打たれます。そんな櫻も宮城北部ではそろそろ終わりのようです。散ってもなお美しい櫻です。


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