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リアルであること『アンセル・アダムス作例集』

ネジバナネジバナ
ペルセウスの夕金星と鯨

写真を見るとき,輪郭を見るのだろうか,階調を見るのだろうか。これは輪郭を楽しむ写真,これは階調を楽しむ写真と,特徴を楽しむこともあります。そこには,作り手や見る側の好みや特徴付けも出てくるでしょう。絵にも写真のような細密さを求める人もいます。逆に写真に絵のような雰囲気を求めて意図的にソフトレンズを使ったりする人もいます。意図に応じての表現の幅は広く,その手法も様々でしょう。ただし,それらの表現の如何に関わらず,「リアルさ」が存在することが目を引く写真の条件となると思います。
あまりに多くのものを見過ぎた私たちにとっての,リアルとは何でしょうか。空気感,色,輪郭,階調,構図,露出。クリアする条件はいろいろありますが,撮り手のイメージができていないことには,リアルさは出てこないでしょう。現実を写したからリアルでもないし,心象写真でもリアルな写真もあります。見なくてもいい,いらない写真が満ちあふれています。また,勉強だと思って写真集ばかり見ていても自分のイメージは引きづられて固定されてしまいます。また意図のない写真づくりもリアルではなくなることもあります。
花一輪でも花びらの質感をどのように写すのかが大切になります。サンカヨウの終わりの時の薄く透き通るような花びら,ハヤチネウスユキソウのような肉厚でしっかりとした花びら。写し方によって全然違います。どうもこのごろ自分の写真に不足しているものがある,と強く思います。仕上げてみると,強い写真になりすぎていたり,ピントが甘すぎたり,費やした時間の割に没になった写真もいっぱいあります。イメージが合わなくなってしまうのです。自分の写真にたりないもの。それが何なのかを突き止めるために,今日も写真を撮っているみたいなところがあります。

今日の一冊
『アンセル・アダムス作例集』
わたしは,これを図書館で読みました。

アンセル・アダムスの写真術―The Negativeアンセル・アダムスの写真術―The Negative
(1994/05)
アンセル アダムズ

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