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伊豆沼の魅力4

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今朝11月15日

ガンは10万を超え,白鳥も1500に迫る勢いだ。
ガンハクチョウなどにとって,ここ伊豆沼・内沼が住みよい場所であるのは,食料が豊富だということにもあるとよく言われる。
蕪栗沼のラムサール条約指定が画期的だった点は,水田耕作地もそのエリアに入っていたことだった。つまり野鳥の生活圏も同時に守るという考え方である。この点については,水田耕作者との間で今後とも粘り強い話合いがなされていくことで共存する意味が双方に理解されるとよい。
こんな記事が河北新報11月5日版に載った。

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河北新報11月5日

越冬する渡り鳥たちの採食地保全についての記事である。
私が以前特集した「人が大切なのか,鳥が大切なのか」という自然保全と農家との間の昔からの対立構図は,やがては親和的に解決されることを願ってはいるが,悩ましい点であることは確かだ。けれど,そのままにもしていられない。話合いが今後も続くだろう。

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今朝11月15日

現在,世界の環境保全派は,野生動物の生息環境を疎外する人間の開発や諸行為に対し,権利という概念を野生動物にも該当させ,野生動物の持つ権利を裁判で認めさせようとしていく流れがある。日本でもイリオモテヤマネコ裁判などもあった。いずれにせよ,対立だけを鮮明にする権利裁判という出方は避けながら話合いを深める場が行政サイドからも出る時期であることは確かだと思う。


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