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川のそば

水の中の木
NikonD300 16mm F9 1/13 ISO400

 人は何かあるたびに水辺にたたずむ。
 水辺に立つということは自分では解しえない現実の脈絡もない筋書きを水という鏡に他人事のように写し出すためである。人は,川や海が人の心を写し出す「鏡」となることを知っているからだ。一人つぶやきながら,水にもう一人の自分を語らせる。海でもいい,川でもいい,それに向かっているシーンは映画の中で山とある。タルコフスキーはこの水の魅力を殊の外知っていた監督だった。わたしはたびたび夢を見る。夜の川がふくらんでいる。夥しい流れである。その夥しさの塊がが私の胸を息苦しくさせる。その川の中州に木が立っている。その木は満開の花で溢れかえっている。流れに落ちた花が夜の川を次々に流れていく。

  川の真ん中を   草花流る     尾崎放哉
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