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蛍売り「明治日本の面影」

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蛍飛ぶ月夜(6/29撮影)

ここ宮城県登米市東和町のほたるの里もシーズンのピークを迎えようとしています。
昨夜発表のホタルの数は「150」でした。一昨日29日の「203」には及びませんでしたが,私の目には一昨日以上にも見えました。
こちらにいらっしゃる方は登米市のHPにある「平成24年度源氏ボタル発生状況」を参考にしてください。気をつけておいでくださいね。(平成24年度源氏ボタル発生状況は, こちら )

 時間に余裕をもって周辺もゆっくりまわることがおすすめです。ほたる保存会の方々も優しく教えてくれます。

さて今日は,「むじな」や「耳なし芳一」を書いた小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の「明治日本の面影」(講談社学術文庫)から「蛍」という随筆を紹介します。
 この中に「蛍売」という商売が出てきます。その蛍の捕り方がすごいんです。まずはそのいでたちは,
長い竹竿を肩にかつぎ,腰には茶色の蚊帳(かや)で作った長い袋を帯のようにまきつけている。
一番(蛍がいて)よく光っている木を長い竿でその枝を叩く。地面に落ちた蛍が光るのを見て,驚くばかりの早業で両手を同時に使いながら,蛍をつまんで,器用に口の中に放り込む。(口の中にですよ)口の中にもう入り切れなくなったところで,やっと傷つけないように,蛍を網の中に吐き出すのである。

 このように蛍売りは蛍を捕る。しかし,丑三つ時から作戦が変わる。夜中になると蛍は地面に降り始める。そこで竹箒を使い,蛍の降りた草地を掃く。驚いて光った蛍をつまんで,また口に放り込むのである。

さて,捕まえた蛍には高く売れるものと安いものがあります。光り方です。強く光る蛍は高く売れるんだそうです。
籠に入れられた蛍は「お急ぎ便」で,得意先の旅館,料理屋,卸売り業者,小売り業者に渡っていく。
やがて,宴会の席,広く開け放たれた庭に蛍は放たれるのです。日本人独特のサービスですね。

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まとめtyaiました【蛍売り「明治日本の面影」】

蛍飛ぶ星月夜(6/29撮影)ここ宮城県登米市東和町のほたるの里もシーズンのピークを迎えようとしています。昨夜発表のホタルの数は「150」でした。一昨日29日の「203」には及びませんでし