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ホタル静かなるアリア

鱒淵7.2 178-2s今夜はあまりとびません。終わりが近づいてきているようです。

 夜9時過ぎ。
 わたしはまた流れのほとりに腰掛けて,黙ってホタルを眺めます。
 今夜のホタルの舞いは,去っていく者の淋しさを感じるものでした。終わりに近いのかもしれません
 たった2週間ほどしか飛ばないホタルです。
output7223-2s.jpgホタル25分間の軌跡
 今日は前より100mほど上流で眺めました。喧噪期の騒がしいような飛び方ではありません。微速度撮影された映画を見ているようです。わたしが座っている足元に次々とホタルが降りてきて止まったままです。
もしこの景色にBGMをつけるとしたら,シェーンベルクの「浄夜」の中の許しの場面です。ためしてみてませんが合わせてみてください。(最後に音楽をつけておきます)
 そこで今夜は,個体を撮ることにしました。
鱒淵7.2 132-2sホタルのアップ
 ホタルの個体の写真は簡単そうで,意外と難しいのです。ホタルは,2~3cmの小さいものですから露出,構図,ピント,光の向きや当て方,光量と順を追ってクリアさせていきます。ストロボやフラッシュは使いません。わたしは100円ショップで買った性能の良くないペンライトで撮ります。
鱒淵7.2 174-2s
 レンズは20年以上前のレンズで,90mmマクロにクローズアップリング二段,三段重ねです。三脚で構図を決めたらペンライトでホタルにしばし光を当ててピントを合わせます。長い時間光を当てているとホタルは嫌がって動きますから,光を当ててピントを合わせるのは,ほんの数秒でです。
鱒淵7.2 197-2s左の手にはレリーズのシャッターボタン,右手にはペンライトを持ち,シャッターを切ると同時にペンライトの光で,ホタルをなでるようにします。この時の光を当てる角度が大切です。いい一枚が撮れるまで試行錯誤の繰り返しです。
 今日の写真は大体シャッター速度が3秒以内です。これ以上開けていると,ホタル自体が動きます。

 このように撮っているとあっという間に2・3時間経ってしまいます。
もちろん写真はすべてノートリです。



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