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メタリック・ジャポン

さんぽ道7.14 038s
いよいよ夏本番。わたしが通っているさんぽ道でも写真のように,クワガタ,カナブン,チョウ,ハチで混雑。ひしめき合っていました。そして野原にはチョウトンボやコシアキトンボなど,たくさんのムシでいっぱいでした。
さんぽ道7.14 093s
林に入れば,イトトンボ類が飛び立ちます。

しかし,この輝き。そう。メタリックな輝き。素晴らしいと思いませんか。カナブンの黄緑色。クワガタの黒,イトトンボ類の青や緑のメタリックな色彩。
誰だって思います。
「何が,このきらめく色を出しているのか」と。

ドイツのフランクフルトに近いメッセルという世界でも最高級の化石が発掘される世界遺産に指定されているところがあります。5000万年前の動物化石が驚くほど見事に保存されています。
甲虫もしかり。手に入れた5000万年前の甲虫の化石の鞘翅(しょうし)部分を電子顕微鏡で調べたわけです。ここからは引用です。
倍率一万倍で観察すると,薄膜の層がはっきりと見て取れた。薄膜の構造はなめらかで,回折格子の特徴も,光を散乱させるような構造の特徴も見当たらない。そこで,電子線を当てて,像を映し出すと,反射多層膜がはっきりと現れた。はっきりとした青が現れた。実際の化石も青色に輝いている。
                        「眼の誕生」アンドリュー・パーカー著 草思社p228~(下線はわたし)

眼の誕生――カンブリア紀大進化の謎を解く眼の誕生――カンブリア紀大進化の謎を解く
(2006/02/23)
アンドリュー・パーカー

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羽の表面の構造が薄膜なのか,回折格子の特徴なのか,反射多層膜だったり,多孔膜だったりで私たちに色が違って見えているわけだというわけです。なんだか難しいですね。でも進化の戦略としてそう発達させてきたからこそ現代に生き残っているわけです。すべて光に適応した結果です。

さんぽ道7.14 129sチョウトンボ
それじゃチョウトンボの羽も見る角度で色々な色に見えますね。
「なんのために?」
敵から隠れるため?。かえって目立つでしょう。チョウは見つかったら羽を広げ,その模様や光で敵の眼を欺くと言います。また,メタリックは,仲間に,特に異性に主張するために独特の光を放って知らせるためと言います。
さんぽ道7.14 005sアゲハの幼虫も順調でした。(苦手な人は,ごめんなさい。)
さんぽ道7.14 144s
ネジバナ(右巻きか,左巻きかは五分五分なんだそうです。おもしろいですね。)

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