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春の山をゆく

春の山をゆく春の山をゆく

 26日に梅雨明けした,こちら宮城県は連日暑い日が続いています。
 伊豆沼のハスの花も朝靄の中に赤く浮かび上がります。

 山はもう少しずつ秋の気配に変わっていくでしょう。ゆっくりキヌガサソウを見たいと思ったりします。八幡平かな。

 読書の方も,集中してM・フーコーの本を読みたいですね。
 「狂気の歴史」や「監獄の誕生」は自分が今までに読んだことがない質の高い本でした。社会と歴史と哲学が結びつく現場を目の当たりにしたという喜びを感じたのでした。

監獄の誕生―監視と処罰監獄の誕生―監視と処罰
(1977/09)
ミシェル・フーコー

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狂気の歴史―古典主義時代における狂気の歴史―古典主義時代における
(1975/02)
ミシェル・フーコー

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こんな本に出会いたかったと喜んだことを覚えています。ウェーバーの「プロテスタンティズムと資本主義の精神」を読んだときと同じ説得力を感じたことを覚えています。

そして今はこの本です。
 
ピエール・リヴィエール---殺人・狂気・エクリチュール (河出文庫)ピエール・リヴィエール---殺人・狂気・エクリチュール (河出文庫)
(2010/08/04)
ミシェル・フーコー

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考えてみれば,一体誰が狂気を決めるのでしょう。正気と狂気を画する基準を人はどう引いてきたのでしょう。
精神分析という学問が裁判や犯罪にやがて染み込んでいく過程と実績をきちんと検証しなくてもいいのでしょうか。
わたしは,M・フーコーから,そうした根本的な点にいつも気付かされてきました。これは彼のスタンスが,権力という網目が沈み込んだ言説や制度を歴史的資料から丹念にあぶり出していくという読みの鋭さゆえです。すべてが,管理され,それを行使する者によって読み換えられ,権力づけられ続けているこの世に,私たちはもっと敏感に自分の読みを展開し,幸せを編み込んでいかなければ,自分のではない,他人の世界に生き続けることになります。

殺人犯ピエール・リヴィエールの残された手記のあの言説の確かさや力強さは,一体何なのでしょうか。
読み終わったら,また書きます。

ところで明日から10日間。出張で,記事が更新できなくなります。残念です。
帰って来てからラストスパートをかけたいとおもいます。

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